ブリヂストン、「攻めのIT経営銘柄」に2年連続で選定される


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株式会社ブリヂストン(本社:東京都中央区京橋、代表取締役CEO 兼 取締役会長:津谷正明、以降、ブリヂストン)は、経済産業省と東京証券取引所が共同で紹介する「攻めのIT経営銘柄」に2015年度に引き続き、2年連続で選定された。

同社は、「2015中期経営計画」で重点課題の一つに「技術/ビジネスモデルのイノベーション」を掲げ、現在戦略的にIT活用を推進している。

具体的には製品だけではなく、サービスを含めた様々なソリューションを提供するビジネスモデルの開発も推進しており、ITを活用した新たな価値を創造することで、ユーザーの様々な課題解決を図るとともに、持続的・発展的な取引関係を築いていくことを目指している。

このような企業価値向上の取り組みが評価され、昨年度に引き続き同社が「攻めのIT経営銘柄」として選定された。

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なおブリヂストンのITを活用した具体的な取り組みは下記の通り。

1.ITを活用した鉱山向けソリューションビジネス
鉱山・農業機械向け事業において、従来の商材別の事業展開にとどまらず、複数商品の組み合わせやサービス、ITサポートまでトータルで提供するソリューションビジネスのグローバル展開を推進している。

「B-TAG」(運行中の建設・鉱山車両用タイヤの空気圧・温度を計測し、情報をリアルタイムで車両の運転手や運行管理者に送信するシステム)や、「MONITRIX」(鉱山等で使用されるコンベヤベルトの摩耗状況を自動で把握できる独自のシステム)を開発し、課題解決のソリューションビジネスの強化を目指している。

2. ITを活用した最先端のタイヤ生産技術
同社の彦根工場では、最新鋭の技術・設備を導入し、IT化や自動化を含めたタイヤ生産ラインの再設計を行うことで、より一層の品質向上と生産効率の改善を図っている。

3.ITを活用した路面状態判別技術
安全・安心なモビリティー社会へ貢献していくことを目指し、2015年に路面状態判別技術を実用化した。

これは、路面と唯一接しているタイヤから接地面の情報を収集、解析し、路面情報を把握することで、ドライバーに新たな価値を提供する技術。

ブリヂストンでは、「今後も、タイヤだけでなく、タイヤに関する情報を分析するシステムの研究開発も進めていきます。
またITの積極的な活用を通じ、お客様に新たな付加価値を提供するビジネスモデルの開発、企業価値の向上を推進していきます」と述べている。