VTホールディングス( 本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:高橋一穂 )傘下のCaterham EVoLimited( ケータハム/本社:英国ケント州ダートフォード )は「東京オートサロン2026( 開催期間1月9日から11日/千葉県千葉市美浜区 )」で、EVスポーツカー「プロジェクトV」の最新プロトタイプを世界初公開した。
1973年の創立以来、ケータハムは「PURE.SIMPLE.FUN」という哲学のもと、軽量でドライバー中心のスポーツカーを作り続けてきたが、プロジェクトVは電動化時代におけるケータハムのひとつの答えとして誕生した完全新設計かつ市販化を見据えたEVスポーツカーとなる。
今回公開された最新プロトタイプは、量産化を強く意識した、より市販車に近い仕様となっている。走行性能や安全性能の検証に加え、生産設計の検討も同時に進められており、市販化に向けた開発は着実に前進しているという。
もとよりケータハムは、ロータス創業者コーリン・チャップマンから「セブン」の製造設備、設計図、デザイン、そして独占的製造権を取得して以来、半世紀以上にわたりその思想とスタイルを変えることなく、ピュア・ライトウェイト・スポーツカーを作り続けてきた。
時代の変化に応じた進化を重ねながらも、その根幹にある“走る歓び”の哲学は現在まで脈々と受け継がれている。
そんな同社は、2021年にVTホールディングスの傘下に入り、本社を英国ダートフォードの新社屋へ移転。今日に於いても生産体制の刷新や将来を見据えた積極的な投資を継続している。
そうしたなかで今最新鋭のプロトタイプ車両の開発・製作はプロジェクト、東京アールアンドデーと共同で行われ、2025年秋に完成。既にテスト走行も開始されている。
内外装デザインは、セブンのオーナーでもあるデザイナー、アンソニー・ジャナレリ氏が担当。エクステリアではセブンのノーズコーンに着想を得たフロントフェイスや、無駄を削ぎ落としたミニマルな造形により、ケータハムならではの「PURE」と「SIMPLE」を現代的に表現した。
一方、インテリアはフラットパネルを基調とし、丸型デジタルディスプレイを配置。クラシカルな雰囲気と現代的な機能性を融合。シートレイアウトは「2+2」へと刷新され、実用性も高められた。
またパワートレイン&シャシーでプロジェクトVには、ヤマハ発動機が開発したeアクスルを採用。バッテリーは台湾のXING Mobilityが開発した液浸冷却バッテリー「IMMERSIO™ Cell-to Pack」を介した鋭いレスポンスとリニアな出力特性により、EVでありながらもケータハムらしいドライビングフィールを実現。
シャシーには、ケータハム伝統の鋼管スペースフレーム構造を採用し、電動化時代に於いても一体感のある走りを追求している。
ブースの壇上でVTホールディングス傘下のケータハムカーズ・ジャパン(エスシーアイ)は、「プロジェクトVは、電動化という新たなフォーマットの中で、ケータハムの本質である「走る歓び」をどこまで純粋に表現できるかを追求したモデルです。ケータハムは今後も、その哲学を大切にしながら、新たな時代に向けたスポーツカーの可能性を探求していきます」と話している。

