JFE(ジェイ エフ イー)スチール株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柿木厚司)はギリシャのパイプメーカーであるCORINTH PIPEWORKS PIPE INDUSTRY S.A.(以下、「コリント社」)と、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社(本社:東京都中央区、社長:松浦康夫)と共同で、欧州のガス運搬用パイプラインプロジェクトTrans Adriatic Pipeline(以下、「TAP」)向け鋼材を受注した。
同社の幅広い商品対応力を活かし、熱延鋼板、厚板鋼板、およびUOE鋼管を合計78,000トン納入する。
TAPはスイスに本社を置くTrans Adriatic Pipeline AGによって実行され、アルバニアやアドリア海を横断し、カスピ海産の天然ガスをトルコ/ギリシャ国境からイタリアまで運搬する約878kmのパイプライン案件。使用される鋼材の総量は約526,000トンにもなる。
熱延鋼板と厚板鋼板は、コリント社に原板として納入し、ギリシャで造管される。
鋼材はすべて当社の西日本製鉄所(福山地区)および東日本製鉄所(京浜地区)で製造し、年内に全量出荷完了する予定。
【URL】コリント社ホームページ
http://www.cpw.gr/en/
TAP持ち株比率
BP社 20%
SOCAR社 20%
Snam社 20%
Fluxys社 19%
Enagas社 16%
Axpo社 5%