株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は03月17日、平成27年度の「新・ダイバーシティ経営企業100選」(経済産業大臣表彰)に選定された。
デンソーは、ダイバーシティ推進を重要な経営戦略の一つと位置付け、2014年より専任組織「DP-ダイバーシティ推進室(※1)」を新設し、部門を超えて、多様な人材の活躍を推進している。
今回は、女性採用の強化とキャリア形成支援を柱とした女性活躍推進と、長年にわたる障がい者雇用への取り組みが評価され、「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選定された。(※1)DPとは、デンソープロジェクトの略。
女性活躍についてデンソーは、「2020年までに女性管理職を100名登用」という目標を掲げ、女性及び上司向けフォーラムや若手向けキャリア研修を積極的に開催してきた。
また、早く出社し早く退社することを推奨する「Morning Shift」の試行や、モバイルワークの活用によるワークライフバランスの充実に加え、夫婦参加型の育休前・復職準備セミナーなどの男性の家庭参画に向けた取り組みに着手している。
一方、障がい者雇用については、1978年の定期採用開始以来、手話サポート制度をはじめとするサポート制度の充実や、障害者技能競技大会(アビリンピック)への参加など、障がい者の働き易さや成長を支援してきた。
加えて1984年に設立した特例子会社「デンソー太陽」では、バリアフリーの徹底や、個々の障がいに応じた設備の導入により、自立した生産活動も行っている。
デンソーでは、今回選定を受けたことにあたって、「今後も、性別・国籍・年齢などに関係なく、多様な人材が個性を生かし活躍することで、新たな価値や競争力を生み出し続ける会社となることを目指してダイバーシティ経営に取り組んでいきます」と語っている。
「新・ダイバーシティ経営企業100選」とは
2012年から経済産業省が始めた、ダイバーシティ経営によって多様な人材の活躍推進に取り組み、企業価値向上を果たした企業を表彰するもの。過去3年間で141社が選定されている。なお今年度は、34社が選定されている。