[登壇者]
・ジャガー・ランドローバー最高経営責任者、ラルフ・スペッツ博士
・ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社、代表取締役社長 マグナス・ハンソン氏
・同マーケティング・広報部 ディレクター 若林 敬市氏
ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社
代表取締役社長 マグナス・ハンソン氏 スピーチ(和訳)
皆様、こんにちは。ジャガー・ランドローバーはこれまで、信じられないほどエキサイティングな道のりを歩み続けてきました。
これまでの5年間、当社最高経営責任者であるラルフ・スペッツ博士の指揮のもと、ビジネスの再活性化と、アイコニックな2つの英国ブランドの再構築に努めてきました。
当社のすべてのモデルが、真のドライバーのためのクルマとして、そして、世界最高のSUVとして変貌を遂げています。
つまり、ジャガー・ランドローバーは特別な企業となるべく、変革を成し遂げてきたのです。
このたびは、ラルフ・スペッツ博士をこの日本で行われる東京モーターショーに迎えることができ、とても光栄に思います。
それでは、ジャガー・ランドローバーを素晴らしい航海へと導く、当社最高経営責任者、ラルフ・スペッツ博士を紹介させていただきます。
ジャガー・ランドローバー
最高経営責任者 ラルフ・スペッツ博士 スピーチ(和訳)
皆様、こんにちは。ジャガー・ランドローバー・ブースへお越しくださいまして、誠にありがとうございます。
当社が有するアイコニックな2つの英国ブランドは、お客様の五感を刺激し、世界を広げるお手伝いをします。
当社の刺激的な新製品ラインアップの中より、本日、ジャガーから「F-PACE」、ランドローバーからは「レンジローバー・スポーツ SVR」という最新モデルが日本デビューを飾ります。
私たちは、日本は世界の自動車業界において中核となるマーケットであり、日本のお客様は、世界的にみても、とても目の肥えた、審美眼のある方々であるということを理解しています。
日本のお客様のクオリティやカスタマーサービスに対する水準は非常に高く、ジャガー・ランドローバーは、お客様にご満足頂くために、日々努力を重ねています。
当社は、お客様が心躍らせるような魅力ある新製品やエクスペリエンスを継続的に投入し、お客様一人ひとりの個性を引き出すお手伝いをすることで、日本市場において確固たる地位を築いていく所存です。
この東京モーターショーの会場を少し見まわすだけでも、自動車業界で差別化を図ることが、いかに重要であるかが見てとれるかと思います。
日本の家電メーカーの名前は世界中で知られており、世界は日本のテクノロジーに対するパイオニア精神に敬意を表しています。
超高解像度テレビから2020年開催予定の東京オリンピックに向けて計画されている「ロボット村」まで、イノベーションに対する情熱の街として、東京は魅力的なモデル都市といえます。
ジャガー・ランドローバーも、世界的なテクノロジー・カンパニーとなるべく、さまざまな計画を立てています。
今後、将来的に、お客様は優れたドライビング・エクスペリエンス以上のものを製品に対して求めるようになるでしょう。
当社としても、この強い要望に応え、英国式のイノベーションでこうした変革に対応していきます。
産業革命以降、英国はイノベーションによって発展してきた国であり、パイオニア的な発想をする人材に恵まれています。
この独自の強みは、当社の今後の活動すべてにおいて、とても重要な軸となります。
当社としても、今後、自動運転車両が業界で非常に重要な鍵となることを理解しており、常に業界の第一線にいるブランドであり続けるために、世界初の自動走行のオフロード車といった魅力的な製品の開発に取り組んでいます。
私たちは、英国が誇る最高の創造性をもって、厳しい目を持つお客様に、ご満足いただけ、また高揚感あふれる一瞬を生み出す製品を提供していきます。
当社の製品に採用しているテクノロジーは、通勤の煩わしさを取り除き、まるで執事が乗っているかのようであるべきと考えています。
英国の有能な執事のように、必要不可欠でありながらも控えめな存在であることが重要なのです。
なぜならば、お客様のプライバシーを守る義務があるからです。
当社の新しいインフォテインメント・システムである「InControl Touch Pro」が、その一例です。
すべて当社で独自設計した、人とクルマのコネクティビティを新たなレベルに押し上げるシステムです。
2,500万以上ものコードで構成されるこのシステムは、ボーイング社の「787ドリームライナー」の約2倍もの処理能力を備えています。
また、アルミニウム・テクノロジー分野においても、引き続きリーダーシップを発揮し続け、より優れたドライビング性能を持ちながらクリーンで環境にやさしく、そして安全性に優れたクルマの開発に注力していきます。
さらに、新開発のINGENIUM(インジニウム)エンジン・シリーズは、燃費向上やCO2排出量低減だけでなく、洗練性やパフォーマンス面でも改良が施されています。
ジャガー・ランドローバーは、競合他社に匹敵するテクノロジーとクオリティを備えています。
なかでも、デザインやドライビング・プレジャーという点においては、他社を凌駕していると自負しております。
当社の2つのアイコニックなブランドにとって、これらは非常に重要な意味を持っています。ドライビングを愛し、他とは異なった
ものを望む目の肥えたドライバーたちにとって、最適な選択肢としてますます重要な要素となってくるからです。
これまでの5年間、当社は2つのブランドの改革に取り組み、世界のプレミアム・セグメントにおいて、確かな存在として、非常に高く評価されるブランドとして再構築を図ってきました。
しかしながら、ビジネスにおいて、当社は依然としてスペシャリスト、またはエキスパートであり続けます。
私たちは、大量生産を目指すのではなく、クオリティやカスタマー・エクスペリエンスに重きを置いているのです。
私たちは人々を魅了するような、英国のデザイン、先駆的な研究、クリエイティブなエンジニアリング、確かな製品、そして最高水準のテクノロジーを融合し、提供していきます。
数分後にここで皆様が目にする製品には、ジャガー・ランドローバーの、エキサイティングな未来に対する明確なメッセージが込められています。
当社には、刺激的でありながら、世界的評価を集めている伝統という確固たる基盤があります。
ランドローバー・ブランドが築いてきた長い歴史と伝統は他の追随を許しません。
今年、「レンジローバー」は45周年を迎え、そしてその最上位グレードであるラグジュアリーな「Autobiography」も長い歴史を刻んできました。
英国王室では、5世代にわたって「レンジローバー」を移動手段として使用していただいています。
そして本日、「レンジローバー・スポーツ SVR」を日本で披露しますが、この物語は今後も続いていきます。
一方、ジャガー・ブランドはこの9月に、80周年を迎えました。
この80周年を祝し、世界に向けてジャガーのラインアップを紹介いたします。
ジャガー「Fタイプ」、「XE」、「XF」、そして、独特のラグジュアリーさを持つ「XJ」は、ドライバーの五感を刺激し、これまでにない体験を提供します。
さらに、当社は、これまでとはまったく異なるモデルを投入します。
節目となる今年、ジャガー・ランドローバーが有する世界レベルの能力をすべて集約させて登場した、革新的な新しいジャガーをご覧いただきたいと思います。
世界でも極めて実用的なファミリー向けスポーツカー、ジャガー「F-PACE」です。
ご清聴ありがとうございました。
ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社
マーケティング・広報部 ディレクター 若林 敬市氏 スピーチ
皆様、こんにちは。ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社、マーケティング・広報部ディレクターの若林敬市です。
本日はジャガー・ランドローバーのプレスブリーフィングにお越しいただき、誠にありがとうございます。
今年はジャガー・ブランド誕生80周年という記念すべき年です。
日本では今年を「ビッグバン・イヤー」と名付け、各カテゴリーにおいて大きな変革をもたらす3つのモデルをお披露目しています。
まず、今年6月、当社はミディアムセダン・セグメントへ再参入し、新世代のジャガーオーナーを惹きつける新しいスポーツサルーン、新型「XE」を発表・発売しました。
「XE」は日本市場でもたいへん高い評価をいただいており、売上も好調に推移しています。
また、先月、9月末には、ひとまわり大きい、新型「XF」を発表・発売しました。まさに「特別な」という言葉がふさわしい、ダイ
ナミックかつ美しいラグジュアリー・サルーンです。
この新型「XF」には、当社の新しいインフォテインメント・システム「InControl Touch Pro」を採用しており、スマートフォンのように直感的なタッチ操作ができるこの画期的なシステムは、プレミアム・ブランドとしては初めて搭載されるものとなります。
「InControl Touch Pro」は画面上でスワイプやズームイン・ズームアウトすることができ、60GBのメモリーを備えた最新式のSSDナビゲーション・システムです。
そして本日、当社はまったく新しいカテゴリーにチャレンジした、ジャガー初のパフォーマンスSUV、「F-PACE」をここ東京モーターショーで日本の皆様に初披露させていただきました。
SUVは世界中で急速に発展を遂げている市場であり、もちろん日本も例外ではありません。
このクルマは、ドラマチックなスタイルと広々とした空間が組み合わされ、ジャガー・スポーツカーのDNAに、「Fタイプ」のスピ
リットとコンセプトカー「C-X17」からインスピレーションを得たエレガントなディテールが加味されたモデルです。
「F-PACE」はジャガーだから欲しいというだけでなく、多くの皆様に必要とされるモデルであると強く信じています。
広々とした車内には大人5名が乗車でき、さらに650リットルものラゲッジスペースを備えています。
最先端のシャシーテクノロジーにより、あらゆる天候下でのドライビングを最適化し、快適性を高めます。
そして、ボディ周りの強度を向上させ、全輪駆動システムを搭載しています。
「F-PACE」は、ボディ全体の80%を占める軽量アルミニウム構造が特徴ですが、そこに卓越したサスペンションを採用して洗練されたスポーツカーとして仕上げています。
つまり、この「F-PACE」は、ジャガーが定評を得ているしなやかな乗り心地、正確なハンドリング、そして高級感をバランスよく兼ね備えているのです。
「Fタイプ」に採用されているものと同じ3リッターV6スーパーチャージド・エンジンにより0-100km/h加速は5.5秒という素晴らしいパフォーマンスを発揮します。
さらに、最先端テクノロジーのクリーンなINGENIUMディーゼル・エンジンを擁したモデルはCO2排出量を129gにまで抑えています。
インテリアは、高級感あふれる素材を用い、革新的なテクノロジーをも駆使しハンドメイドで仕上げています。
11月2日から正式にご予約受注を開始する予定です。
さて、本日は最上級グレードに専用装備、オプションを付けた特別仕様車のみの価格発表とさせていただきます。
これは、「F-PACE」をすぐにお求めになりたいお客様のための限定車で、「F-PACE FIRST EDITION」という名称で、世界で2,000台しか生産されません。
この「F-PACE FIRST EDITION」の価格は1,032万円で、日本では50台限定発売となります。
「F-PACE FIRST EDITION」は、3.0リッター、V6スーパーチャージド・エンジンを搭載し、エクステリア・カラーは4色展開で、
22インチホイールを装備したハイパフォーマンス・モデルです。
今後、よりお求めやすい価格のグレードも含めたラインアップは後日発表する予定です。
ランドローバーは約70年をかけ、世界に名だたるSUVブランドとして成長を続けてきました。
今年、「レンジローバー」は誕生45周年を迎えました。
当社がラグジュアリーSUVというカテゴリーを確立してから45年の時が流れたのです。
最新モデルである「ディスカバリー・スポーツ」は、今年3月に発売して以降、日本市場で非常に高い人気を維持しています。
ディスカバリー・シリーズは今後も拡大を続ける中、ランドローバー・ラインアップの最上位に位置する「レンジローバー」は、その卓越したパフォーマンスによりラグジュアリー・ブランドのリーダー的存在となっています。
年内に公開予定のジェームズ・ボンドが活躍する映画「007 スペクター」では、両側に最強の「ディフェンダー」2台を従えたスリリングなカーチェイス・シーンで「レンジローバー・スポーツ SVR」が登場します。
「レンジローバー・スポーツ SVR」は、5.0リッター、V8スーパーチャージド・エンジンを搭載し、0-100km/h加速がわずか4.7秒の、ランドローバー史上最も速くかつ最もパワフルなモデルです。
今後も続々と新製品を発表していく予定です。
また、来年には、非常に心躍る新型モデル、「レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル」を日本で発売予定です。
ぜひランドローバーも、引き続きご注目ください。
ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社
代表取締役社長 マグナス・ハンソン氏 スピーチ(和訳)
ランドローバー・ブランドは現在、比類なき伝統と、確固たる地位、さらにエキサイティングな将来性を備えたラグジュアリーSUVを、どこよりも幅広いラインアップで提供しています。
そして、ジャガーのラインアップにも新たなモデルが加わりました。
高い評価を得ているサルーン・モデル、「XE」、「XF」、「XJ」、ドラマチックで人々を魅了する「Fタイプ」に加え、待望の「F-
PACE」が登場したのです。
ジャガー・ランドローバーは、今後も日本のプレミアム・ビジネスにおいて最も成長力の高い企業を目指していきます。
ご清聴、ありがとうございました。