横浜ゴム、トヨタGDエンジン搭載車向けにディーゼルターボ用のオイル供給ホース配管を生産


横浜ゴム株式会社(本社:東京都港区新橋、代表取締役社長:野地彦旬、以下、横浜ゴム)は、トヨタ自動車(株)が2015年に開発した「GDエンジン」を搭載する新型ハイラックスの一部に、取り付け工数削減に貢献するテフロンホースを使用したディーゼルターボ用のオイル供給ホース配管が採用された。2015年2月から長野工場で生産を開始しており、今年からはヨコハマラバー(タイランド)カンパニーLTD.に移管し量産している。

yokohama-rubber-production-of-oil-supply-hoses-for-diesel-turbo-toyota-gd-engine-equipped-vehicles-for20160808-1近年、エンジンレイアウトのコンパクト化に伴い、ディーゼルターボ用のオイル配管も取り付け間隔が狭くなり、従来のパイプ配管では取り付け工数削減が難しくなっていた。

そこで、横浜ゴムでは得意とする金具とホースのアッセンブリー技術を応用し、フレキシブルなテフロンホースを使用することで取り付けの自由度を大幅に高めた。

また、製造工程を分担し製品を1つずつ生産するようラインを改善し、高い品質要件を満たした。さらに、製品テストを簡素化できる治具を開発するなど工夫して製品1個あたりの完成スピードを向上させた。

トヨタは「GDエンジン」をタイで生産しており、2020年までに150以上の国・地域で「GDエンジン」搭載車を展開する。