ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、社長:柳弘之、以下、ヤマハ発動機)は、市場拡大傾向にあるアセアン地域に向けて、スタイリッシュなフォルムを備えた新型スポーツスクーター「GDR155」を戦略モデルとして開発した。
ヤマハ発動機は同モデルの開発・導入により、2輪車市場で活況を見せているアセアン地域に於いて、将来的にビッグスクーターマーケットへと繋がるスポーティスクーターカテゴリーの構築を目指す。
なお同じアセアン地域でも、ベトナム向けのモデル呼称は「NVX」、タイ向けには「AEROX」などのリリース戦略を変えながら2016年12月から発売、以後、インドネシアなど広くアセアン各市場に向けて導入していく構え。
この「GDR155」は、“ASEAN Best Sporty Scooter”を目指して、当地の上昇志向の25~30歳男性をターゲットに開発した。
車体仕様では”BLUE CORE”エンジンに始動用動力と発電を兼ねる同社初のスマート・モーター・ジェネレーターを織り込み、静かな始動性を実現すると共に発電ロス低減を図っている。
その他車両の主な特徴は、1).優れた加速性と低燃費を実現する155cc水冷”BLUE CORE”エンジン(VVA・可変バルブシステム・Variable Valve Actuation)を採用。2).スポーティな走行性に寄与する116kg軽量ボディ。3).高い運動性能と上質感を表現した斬新なデザインなど。
ラインナップはベーシックな標準モデルに加え、サブタンク付きリアサスペンションとウエーブ形状フロントディスクを採用した「Rバージョン」などを用意。同社がストップ&スタートシステムと呼ぶアイドリングストップ機構、スマートキー、ABSを採用した「Aバージョン」も設定した。
生産自体はベトナム、タイ、インドネシアの各工場で行い、各国顧客の嗜好を取り入れたカラー&グラフィックで豊富なバリエーション展開を行っていく。
製品:「GDR155 (AEROX155)」(2017年インドネシア仕様)
仕向地:ベトナムタイインドネシア
モデル呼称:
・ベトナム(NVX155)
・タイ(AEROX155)
・インドネシア(AEROX155)
発売日:
・ベトナム(2016年12月)
・タイ(2016年12月)
・インドネシア(2017年3月)
参考小売価格:
・ベトナム(44,990,000ドン~)
・タイ(63,900バーツ~)
・インドネシア(21,850,000ルピア~)
販売計画:27万台(発売から1年間/アセアン圏内)
また日本国内に於いては、軽二輪スクーター「マジェスティ S XC155」SPECIAL EDITIONを500台限定で設定し、2017年2月10日より発売する。
「マジェスティ S XC155」SPECIAL EDITIONは、鮮やかなブルーを基調に”スピードブロック”を配し、レーシングイメージおよび上質かつ俊敏な走行性を表現。標準モデルに対し、1).ヤマハレーシングブルーとシルバーのツートンカラー、2).「SPECIAL EDITION」専用エンブレム、3).精悍なゴールドキャリパーなどを追加した。なお、車両製造はヤマハモーター台湾で行う。
モデル名称:MAJESTY S SPECIAL EDITION
発売日:2017年2月10日
メーカー希望小売価格:360,720円(本体価格334,000円/消費税26,720円)
販売計画:500台(年間、国内)