スズキ、福祉車両ウィズ系に新型ワゴンR「昇降シート車」「スティングレー昇降シート車」を追加


スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏、以下、スズキ)は、スズキ福祉車両ウィズシリーズに、軽乗用車 新型「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」をベースにした新型「ワゴンR 昇降シート車」、「ワゴンRスティングレー 昇降シート車」を設定し4月20日より発売した。

ワゴンR 昇降シート車 FX_フロント

新型「ワゴンR 昇降シート車」、「ワゴンRスティングレー 昇降シート車」は、リモコンやスイッチの簡単な操作で助手席が車外にスライドして昇降する福祉車両である。

助手席が車いすの座面に近い高さまで下がることで、車いすからの乗り移りと介助者の負担を軽減した。

ワゴンRスティングレー 昇降シート車 L_リヤ

またワゴンR FX、FZ、ワゴンRスティングレーの外観デザインが異なる各モデルに昇降シート車を設定し、ユーザーの選択肢を広げた。

ワゴンRスティングレー 昇降シート車 L_フロント

さらに、衝突被害軽減システムやヘッドアップディスプレイなどの先進安全技術を標準装備して安全装備を充実させた。

ワゴンR 昇降シート車 FZ_フロント

なお、新型「ワゴンR 昇降シート車」、「ワゴンRスティングレー 昇降シート車」は、4月20日から22日までインテックス大阪で開催される「第23回総合福祉展 バリアフリー2017」に初出展されている。

主な車両仕様とメーカー小売価格(消費税非課税)は以下の通り
機種名_エンジン_駆動_変速機_価格(円)
– ワゴンR昇降シート車FX_0.66LDOHC吸排気VVT_2WD_CVT_1,390,000
– ワゴンR昇降シート車FX_0.66LDOHC吸排気VVT_4WD_CVT_1,502,000
– ワゴンR昇降シート車FZ_0.66LDOHC吸排気VVT_2WD_CVT_1,513,000
– ワゴンR昇降シート車FZ_0.66LDOHC吸排気VVT_4WD_CVT_1,622,000
– ワゴンRスティングレー昇降シート車L_0.66LDOHC吸排気VVT_2WD_CVT_1,537,000
– ワゴンRスティングレー昇降シート車L_0.66LDOHC吸排気VVT_4WD_CVT_1,646,000

*2WDは前輪駆動。
*昇降シート車は消費税非課税。

ワゴンR 昇降シート車 FX_リヤ

新型「ワゴンR 昇降シート車」、「ワゴンRスティングレー 昇降シート車」の主な特長

1.使い勝手の良い助手席昇降シート
助手席の昇降を簡単に操作できる大型ボタンのワイヤレスリモコンを標準装備した。

助手席足元の両側にスイッチを設置し、運転席・助手席のどちら側からでも電動シートスライドや電動リクライニングの操作を可能とした。

シートの昇降に連動して背もたれが自動でリクライニングし、スムーズな乗り降りを実現した。

助手席が車外にスライドして昇降するため、車いすを近くに停めることでシートへの乗り移りをしやすくした。

助手席に、胸部固定用ベルト、専用アームレスト、専用フットレストを採用した。

折りたたみ式車いすの荷室収納時にバンパーを保護するカバーや、固定する際に便利なラッシングベルトを標準装備した。

2.個性的な3つの外観デザイン
ワゴンR FX、FZ、ワゴンRスティングレーの各モデルに昇降シート車を設定し、個性的な3つの外観デザインから選択できるようにした。

3.さまざまな先進安全技術を標準装備
単眼カメラと赤外線レーザーレーダーで前方の歩行者や車を検知して衝突時の被害を軽減する「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」をはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能と、ヘッドランプのハイビーム/ロービームを自動で切り替えるハイビームアシスト機能を標準装備した。

運転席前方のダッシュボードに車速やシフト位置などを表示する「ヘッドアップディスプレイ」を標準装備した。