三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、社長・CEO:益子修、以下、三菱自動車)は、ミッドサイズSUV「アウトランダー」に予防安全機能の向上や「スマートフォン連携ディスプレイオーディオ[SDA:Smartphone Link Display Audio]」の設定など一部改良を施し、全国の系列販売会社を通じて3月2日(木)から販売を開始する。
なお車両本体のメーカー希望小売価格は、2,538,000円~3,284,280円(消費税込)となる。
1. 主な変更点
(1)グレード展開
2.0Lエンジンを搭載する2WD車に、ナビゲーションシステムを標準装備したグレード「20G Navi Package」を新たに設定した。
(2)予防安全技術「e-Assist」の充実(いずれも「20G」「24G」を除く)
「衝突被害軽減ブレーキ[FCM:Forward Collision Mitigation system]」のセンサーをミリ波レーダーからカメラとレーザーレーダーを併用したシステムにすることで、歩行者検知機能を追加すると共に、衝突回避性能を向上させた(ミリ波レーダーは、「レーダークルーズコントロール[ACC:Adaptive Cruise Control system]」に使用)。
(3)「車線逸脱警報システム[LDW:Lane Departure Warning system]」の警報精度を向上させるとともに警報タイミングを最適化した。
(4)「後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW:Blind Spot Warning/LCA:Lane Change Assist]」、「後退時車両検知警報システム[RCTA:Rear Cross Traffic Alert]」を新たに採用し、「誤発進抑制機能(前進及び後退時)[UMS:Ultrasonic misacceleration Mitigation System]」、「パーキングセンサー(前後)」をセットとしてメーカーオプション設定した。
(5)「後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA]」では、高速道路など多車線道路走行時に後側方を並走する車両や隣接車線後方から接近してくることが予想される車両を検知していく。
(6)「後退時車両検知警報システム[RCTA]」では、駐車場から後退して出庫する際、後側方から接近してくる車両や自車後方を横切る車両を検知し、いずれもドアミラーインジゲーターと警告音で注意を促す。
(7)夜間走行時、周辺状況や先行車・対向車の有無により、ハイビームからロービームへの切り替え、ハイビームへの復帰を自動的に行うヘッドライトシステム「オートマチックハイビーム[AHB:Automatic High Beam system]」を採用した。
(8)自車を真上から見ているかのような映像により周囲の状況を知ることで駐車等の運転を補助する「マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付)」を「24G Navi Package」「20G Navi Package」に標準装備とした。
(9)機能装備
ディスプレイオーディオにスマートフォンとの連携機能を追加した「スマートフォン連携ディスプレイオーディオ[SDA]」をメーカーオプション設定とした。
具体的には、車の中でiPhoneを使うためのより優れた、安全な方法「Apple CarPlay」に対応。Siriやタッチスクリーンで行き先を調べる、電話をかける、メッセージを送受信する、音楽を聴く、運転に集中したまますべてをこなす。
さらに、高度な音声認識でGoogleマップTMなど各種アプリの操作が可能な「Android AutoTM」にも対応した。
(10)電動パーキングブレーキを4WD全車に採用し、従来のレバー操作から、ワンタッチ操作で確実に作動できるよう変更した。
また、「ブレーキオートホールド」を追加し、信号待ちや渋滞時にブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持することが可能となり、ブレーキペダルを踏み続ける煩わしさを軽減した。
(11)寒冷時にステアリングを暖めることで、快適なドライブをサポートする「ステアリングヒーター」を標準装備した。(「20G」「24G」を除く)
(12)エクステリア
フロントフォグランプをLED(リフレクタータイプ)として消費電力を抑えたほか、ロービーム灯火時のヘッドライトとの色調を統一させ、ルーフアンテナをスタイリッシュなシャークフィンタイプとした。
(13)インテリア
「漆箱」をモチーフとした、日本の工芸品のような端正な美しさを追求した上質な大型センターコンソールを採用した。