マセラティジャパン、3.0L・V6ツインターボの「クアトロポルテ」を発表


マセラティジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:牧野一夫)は、シリーズのフラッグシップセダン「クアトロポルテ」に3.0L・V6ツインターボエンジン搭載車を追加した。

同時に、このクアトロポルテとギブリへ環境・安全面双方での強化を踏まえて改良。マセラティらしさを継承しながらも、この時代に相応しいプレミアムセダンとしての立ち位置を固めたモデルとなっている。

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なかでも元来クアトロポルテは、マセラティブランドの歴史と、その価値を正しく継承していく正統モデルと云えるクルマであるが、今回マセラティは、このクルマにダウンサイジングエンジンとなる3.0リッターV6(EURO6対応)を搭載した。

このエンジンのダウンサイジング化により、環境性能は大きく向上。スタート&ストップ機能等の燃費対策も施したことにより、歴代モデル中で最高数値である10.2km/Lの燃料消費率と、212g/kmのCO2低排出量を達成している(燃料消費率では最大12%向上、排出ガスは最大12%低減を実現)。

それでも最高出力は330ps、ピークトルクは500Nm/1.600rpm-4.500rpmと、持てるパフォーマンスは充分以上である。

動力性能では、0-100km/h加速が5.6秒、最高速度は266km/hに達し、クアトロポルテのなかではエントリーモデルに相当するクルマでありながらも、マセラティ独自のプレミアム感を損なわない戦略モデルとして位置付けられている。なお同エンジンは、他のクアトロポルテと同様、マラネロのフェラーリ工場で製造される。

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一方、安全装備では、車線変更時の衝突を避けるための「ブラインド・スポット・アラート」が導入されている。これはリヤバンパーに設置した2つのレーダーベースのセンサーが、死角内を走行している車を検知した場合、ドアミラーの警告灯および音声でドライバーに告知してくれるもの。

加えて「リヤ・クロス・パス」も搭載しており、こちらは駐車場からバックで出る際に、付近の車両や物体を検知すると、先と同様の警告を発してドライバーに注意を促す。

この新モデルの登場により、クアトロポルテのラインアップは、最高出力530psのV8エンジンを搭載した「クアトロポルテGT S」、410ps・V6エンジン搭載車の「クアトロポルテS」、AWDの「クアトロポルテS Q4」に加え、今回追加となった330psの「クアトロポルテ」の都合4モデルのラインナップとなった。

外観上の異差では「クアトロポルテGT S」の標準ホイールがマーキュリオ・ホイールに。「ギブリ」は19インチと20インチに新ホイールが追加されている。
なお、新「クアトロポルテ」の9月デリバリーを記念し、全国マセラティ正規ディーラー網では9月12日(土)・13(日)の両日、統一フェア『MASERATI NEW QUATTROPORTE DEBUT FAIR』が開催される予定だ。