走行性能と環境性能を両立したLEXUSの直噴ターボエンジン搭載車を拡充
トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田章男、以下トヨタ)傘下のLEXUSブランドは、GSに2.0L直噴ターボエンジン搭載のGS200tを追加設定する。加えてLEXUS Fモデルの4ドアスポーツセダンGS Fを一部改良して、全国のレクサス店を通じて9月21日に発売した。
LEXUSは、2014年のNX200t投入以降、高い環境性能を確保できる2.0L直噴ターボエンジン搭載車を拡充してきた。
翌2015年には、RX200tに加え、IS200tとRC200tにもこのパワーユニットを投入。そして今回、GSにも同仕様を設定することで、LEXUSブランドに於けるターボエンジン搭載車の充実を図った。
トルセン®LSDをGS200tとGS350の“F SPORT”にオプション設定し、スポーツ走行性能を向上
また今回は走行時に於ける俊敏さの向上を狙って、GS200tとGS350の“F SPORT”にトルセン®LSD(※1、2)を設定。さらにボディ外板色にダークグレーマイカを新たに加えた全11色を設定。
快適性の向上を求めてAMラジオが聴きとりにくい地域でも、FM放送でAMラジオの番組が聴けるワイドFM(※5)に対応した。
一方、GS Fには、“F”モデル用に開発したNAVI・AI(※3)-AVS(※4)を標準設定すると共に、操作性の幅を広げる事を目指し、ドライブモードセレクトにCUSTOMIZEモードを新設定した。
新たなパワーユニットの投入に併せて、GS、GS Fに施した主な改良内容は以下の通り
GS200t
GS200tでは、広いエンジン回転域に於いて最大トルク値をマークし続ける2.0L直噴ターボエンジンと、最短0.2秒(Mポジション選択時)で変速する8-Speed SPDS(※6)との組み合わせで走行時のスポーツ感を向上させた。
具体的にはトルセン®LSDを、GS200tとGS350の“F SPORT”2WD車にオプションで設定。
これにより駆動輪であるリヤタイヤのトラクション性能を確保した。ちなみにこれは減速時に於いても、スムーズで安定感のある挙動を確保する事に役立っている。特に悪路や雪道での安定感が増している。
GS F
続いてGS Fでは、“F”モデル用に開発したNAVI・AI-AVSを標準設定した。
これはショックアブソーバーの減衰力を最適に電子制御し、ロール姿勢の最適化・ステアリングレスポンスの向上を図ることで優れた操縦安定性とフラットな乗り心地を両立するもの。加えてナビゲーションのコーナー情報から予め制御を行うことで優れた旋回性能も確保している。
ドライブモードセレクトに追加されたCUSTOMIZEモード選択時には、パワートレーン、シャシー、エアコンの各制御の組み合わせをドライバーの好みで変更することが出来る。
なお先のNAVI・AI-AVSの設定に伴い、足回りおよび電動パワーステアリング(EPS)(※7)、およびVSC(※8)のファインチューニングも施している。
(※1)トルセン®は(株)ジェイテクトの登録商標
(※2) LSD Limited Slip Differential
(※3) AI Artificial Intelligence
(※4) AVS Adaptive Variable Suspension system
(※5) ワイドFM(FM補完放送)は、AMラジオの放送対象地域に於いて、「都市型難聴」「外国波混信」「地理的・地形的難聴」「災害対策」を目的に整備されたAMラジオを補完する放送。ワイドFM対応局に限りFM周波数帯(90.1~95MHz)でAMラジオの番組を聴くことが可能となる。
(※6)8-Speed SPDS 8-Speed Sport Direct Shift
(※7)EPS Electric Power Steering
(※8)VSC Vehicle Stability Control
GS車両情報:http://lexus.jp/models/gs/
GS F車両情報:http://lexus.jp/models/gsf/