「LaFerrari Aperta」のオークション収益830万ユーロに。また1959年製「California」は790万ユーロに
フェラーリ(Ferrari S.p.A、本社:伊・モデナ県マラネッロ、CEO:セルジオ・マルキオンネ)は9月4日、Cavallino Rampante(跳ね馬)70周年記念式典に於いて特別な LaFerrari Aperta をオークションに出品した。
このオークションは、フィオラーノ・サーキットで開かれたCavallino Rampante(跳ね馬)70周年記念式典期間中に開催されたもので、RM-Sotheby’sオークションにて、 LaFerrari Aperta が830万ユーロ(約10億7,700万円)という記録的な価格で取引された。
なお、この車輌の売上金は、恵まれない子供たちの支援を目的に世界120カ国以上で活動している国際機関「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付された。また今回の義援金は、アジアおよびアフリカ地域の教育プロジェクトに当てられる予定となっている。
この取引価格は、21世紀に製造された自動車のオークション最高額記録を塗り替えるものとなった。
それまでの最高額は700万ドル(約7億5,000万円)で、これは昨年12月に米国・デイトナで開催されたオークションでイタリア中部地震の被災者への支援を目的に製造されたエクスクルーシブな LaFerrari が記録したもの。
今回のオークションに出品された LaFerrari のロードスター・バージョンは、209台限定スペシャル・シリーズに追加設定された特別な1台である。
この車輌は、ボンネットおよびテールに2本のmetallic Biano Italia(メタリック・ホワイト)のレーシングストライプを配したmetallic Rosso Fuoco(メタリック・レッド)のボディで仕上げられている。
ちなみにフィオラーノでのオークションでは、その他にも貴重なフェラーリが取り引きされた。
例えば、California 250 GT SWBが790万ユーロ(約10億2,500万円)、1958年型 250 GT Cabriolet Series I が470万ユーロ(約6億1,000万円)など。
また長い間日本の納屋に眠っていたアルミ・ボディの365 GTB/4 が180万ユーロ(約2億3,300万円)で新オーナーの手に渡った。