米Obiのライドシェア調査、料金や待ち時間などの分析結果を公表

米国内に於けるライドシェア調査のグローバルアグリゲーター「Obi」は1月27日( 米サンフランシスコ発 )、米国内で活躍するテスラ( TESLA )とウェイモ( Waymo )などのライドシェア料金、待ち時間、印象に係るデータ分析を公表した。

それによると、テスラのロボタクシー市場への新規参入は、ライドシェアサービスに全く新しい観点を持ち込んだという。

というのはまだ限定的でありながらも、Obiが調査を実施している期間中、1回の乗車あたり10ドルを超えることはほとんどなく、サンフランシスコ・ベイエリア地域でライバルと言えるウーバー( Uber )、リフト( Lyft )、ウェイモの価格を大幅に下回ったからだ。

より具体的には、テスラのロボタクシー( 安全ため人間の運転手が同乗 )は、1キロメートルあたり平均1.99ドルで、これはウェイモ、ウーバー、リフトの半額以下となる。

期間にして2025年11月27日から2026年1月1日まで実施された調査によると、テスラのロボタクシーの乗車料金の中央値は7.39ドル。

一方、リフトの乗車料金の中央値は12.99ドル、ウーバーは14.94ドル、ウェイモは17.25ドル。最低料金(テスラの7.39ドル)から最高料金(ウェイモの17.25ドル)までの増加率は133.42%となった。

このような調査結果に際し、ObiでCEOを務めるアシュウィニ・アンブラジャン氏は、「ウェイモが市場に参入した当時、当社の調査では、配車料金はウーバーやリフトの配車サービスよりも30~40%高かったものの、消費者は自動運転ライドシェアをプレミアム商品と捉えて積極的に利用していました。

対してテスラのロボタクシーでは全く逆の現象が見られます。低価格で価格が高騰することはほとんどなく、ライドシェアの価格設定に対する全く新しいアプローチとなっています。一方、ウェイモ、ウーバー、リフトの価格差は12~27%に縮小しました。

これは、ウェイモの価格低下とウーバーおよびリフトの価格上昇が一因です。ちなみにこうした価格収束は、ウェイモがプレミアムなサービスとして市場参入したことが前提になっている訳ですが、今後は、新たな競争が待ち受けているのかも知れません」と結んでいる。

調査手法
Obiは、Intelligent Pricing APIを使用しサンフランシスコ市内とサウスベイに掛けてライドシェアデータ(2025年11月27日から2026年1月1日まで)の1時間ごとの詳細な1か月間の分析を実行した。

データセットには合計94,348回の乗車が含まれており、1時間ごとのリクエスト記録、価格設定、到着予定時刻を追跡した。

なお同調査が行われた時点では、テスラは156台、ウェイモは1,000台と推定されている。前回の2025年の価格調査では、約 688台のウェイモ車両があった。

ロボタクシーに関する最大の懸念は安全性であり、次いで技術障害のリスクとデータプライバシーに関する懸念が続く。

また男女間の格差はまだ存在し、ロボットタクシーを使って子供を迎えに行く場合(男性の57%がロボットタクシーを信頼すると回答、女性は47%)や緊急時に病院に行く場合(男性62%、女性56%)など、ロボットタクシーに対する信頼は男性よりも女性の方が低い。