このモンキー・50周年スペシャルは、50cc「モンキー」の最終モデルとなり、台数限定での販売となる
本田技研工業株式会社(本社:東京都港区、社長:八郷隆弘、以下、ホンダ)は、50ccの元祖レジャーモデルである「モンキー」の発売50周年を記念して、「モンキー・50周年スペシャル」の商談受付を7月21日(金)より開始する。
このモンキー・50周年スペシャルは、スチール製の前後フェンダーや燃料タンク、ヘッドライトケース、サイドカバーなどに仕上げの美しさを追求したクロームメッキを施した。
また足回りの黒塗装で足元を引き締め、モノトーン仕様のチェック柄シートと合わせてシックな雰囲気を演出した。
さらに、タンクバッジの復刻デザインのウイングマーク、サイドカバーの50周年記念の立体エンブレム、燃料タンク上部やシート後部、メインキーの50周年記念ロゴなど、50年を記念した特別な装備を採用している。
なおこのモンキー・50周年スペシャルは50cc「モンキー」の最終モデルとなり、台数限定での販売となる。
購入にあたっては、同社専用Webサイトでの商談申し込みが必須。申し込みの受付期間は、2017年7月21日(金)から8月21日(月)となっており、限定台数を上回る申し込みがあった場合、公開抽選を予定していると云う。
モンキー・50周年スペシャル商談申込専用サイトhttp://www.honda.co.jp/motor-order/monkeysp/
モンキー・50周年スペシャル
販売計画台数(国内):500台(限定)
メーカー希望小売価格(消費税8%込み):
432,000円(消費税抜き本体価格 400,000円)
主要諸元
通称名 :モンキー・50周年スペシャル
車名・型式 :ホンダ・JBH-AB27
全長×全幅×全高 (mm) :1,365×600×850
軸距 (mm) :895
最低地上高 (mm) :145
シート高 (mm) :660
車両重量 (kg) :68
乗車定員 (人) :1
最小回転半径 (m): 1.4
エンジン型式・種類 :AB28E・空冷 4ストローク OHC 単気筒
総排気量 (cm3) :49
内径×行程 (mm) :39.0×41.4
圧縮比 :10.0
最高出力 (kW[PS]/rpm) :2.5[3.4]/8,500
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) :3.4[0.35]/5,000
燃料消費率 (km/L) :100.0(30km/h定地走行テスト値)
燃料供給装置形式 :電子式電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)
始動方式 :キック式
点火装置形式 :フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 :圧送飛沫併用式
燃料タンク容量 (L) :4.3
クラッチ形式 :湿式単板コイルスプリング式
変速機形式 :常時噛合式4段リターン
変速比
1速 :3.272
2速 :1.937
3速 :1.350
4速 :1.043
減速比(1次/2次):4.312/2.384
キャスター角(度)/トレール量(mm) :25°00´/42
タイヤ
前 :3.50-8 35J 後 :3.50-8 35J
ブレーキ形式
前 :機械式リーディング・トレーリング
後 :機械式リーディング・トレーリング
懸架方式
前 :テレスコピック式
後 :スイングアーム式
フレーム形式 :バックボーン
ホンダ・モンキーは、1961年(昭和36年)に開催された「第8回日本自動車ショウ」に於いて、多摩テックで利用される遊具として発表した「Z100」が、その源流となる。
1964年(昭和39年)に、この「Z100」の改良版として「CZ100」を海外に向けてリリース。その後、1967年(昭和42年)3月に日本国内向け最初のモデルとして「Z50M」を発売。この国内販売の開始を契機に、その車名を「モンキー」とした。
ホンダの量産原動機付き自転車としては、スーパーカブに次ぐ長寿を誇っており、長い販売期間ゆえに、ライダーの世代を超えて、車体やエンジンのチューニングが愉しまれた。
生産終了の理由は、昨年2016年7月1日に欧州地域で施行されたEuro4、並びに日本国内に於けるWMTCによる規制値が契機となった。
ホンダによると、この基準を鑑み、搭載の50ccエンジンでは来る次世代排出ガス規値のクリアは難しいとしており、平成24年規制値を基に開発・販売された現行モデルが、8月31日に生産終了期限が到達することによる。