日立オートモティブシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区大手町、本店:茨城県ひたちなか市、社長執行役員&CEO:関 秀明)が開発した車載LANの核となるセントラルゲートウェイECUが、スズキ車に初採用された。
搭載車両は、2017年12月から全面改良して販売が開始されたハイトワゴンタイプの軽乗用車、新型「スペーシア」及び「スペーシア カスタム」となる。
近年、車載電子制御の進展と共に、車両1台あたりのECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)の搭載数が増加。これによりECUが処理しなければらない情報量も増大している。
それに伴い、さらに複数のECU間をつなぐ通信網も複雑化しており、車載通信網に於ける情報処理の高効率化に加え、通信情報のさらなる高信頼化が求められている。
今回、スズキの新型「スペーシア」および「スペーシア カスタム」に搭載される日立オートのセントラルゲートウェイは、複数のECU間で通信される大量の情報を中継機能として監視し、必要とされるデータのみをECUに転送することで車載通信網の情報処理の高効率化と通信情報の高信頼化に寄与する。
なお日立オートモティブシステムズは、今後もセントラルゲートウェイの機能を今後さらに拡張させていく予定だとしている。