スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏)は2月21日、スペーシア並びにクロスビーについて、車載通信コントローラの制御プログラムが原因とする約4万7千台のリコールを国土交通省に届け出た。
リコール開始日は平成31年2月22日。不具合の内容は車載通信コントローラの制御プログラムが不適切なため、イグニッションスイッチをオフにした際に当該コントローラの通信機能が停止することがあるというもの。そのため外部故障診断機使用時に故障データを読み出せないおそれがある。
加えてイグニッションをオフにしても当該コントローラに待機電流が流れ続けるため、車両を使用せずに数日間駐車した場合にバッテリーが上がり、エンジンが始動できなくなるおそれがあると記載されている。
改善にあたっては、全車両、車載通信コントローラの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。または車載通信コントローラを対策品に交換する。なお対策品との交換はOEM車両のみとなる見込み。
対象車両は、DAA-MK53S/スペーシアの「MK53S-100062~MK53S-119100(平成29年11月27日~平成30年2月28日生産)」の19,023台。「MK53S-550021~MK53S-562741(平成29年11月27日~平成30年2月28日)」12,566台。「MK53S-820078~MK53S-826643(平成29年11月28日~平成30年2月28日)」の6,545台。
DAA-MN71S/クロスビーの「MN71S-100140~MN71S-109309(平成29年11月20日~平成30年3月2日)」の9,152台でスズキブランドとしては合計47,286台。
さらにマツダブランドのDAA-MM53S/フレアワゴンの「MM53S-100003~MM53S-101334(平成30年1月8日~平成30年2月26日)」の1,329台。「MM53S-550001~MM53S-550703(平成30年1月8日~平成30年2月26日」の703台。
加えてDAA-MM53S/フレアワゴン「MM53S-820003~MM53S-820171(平成30年1月8日~平成30年2月26日)」の169台のOEM分を加えると「計3形式(製作期間の全体の範囲)平成29年11月20日~平成30年3月2日」のスズキ・マツダを足し合わせて総計 49,487台となる。
識別はIDプレートに黄緑色のシールを貼付する。なお対象車の含まれる車台番号の範囲に、対象とならない車両も含まれる場合がある。なお不具合件数は48件。同リコールに起因する事故の発生は無し。リコール発見の動機は、市場からの情報によるものとしている。