BMW、新型「M2 Competition」を発表


3.0L直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、制動力を強化した高性能スポーツ・クーペ

ビー・エム・ダブリュー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ペーター・クロンシュナーブル)は、BMW M2クーペに高性能エンジンを搭載し、より剛性/制動力を強化することで走行性能を高めた新型BMW M2 Competitionを全国のBMW正規ディーラーで8月23日より販売を開始した。

この新型モデルは、3リッター直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、最大出力302kW(410ps)/5,250-7,000rpm、最大トルク550Nm/2,350-5,200rpmを実現する高性能スポーツ・クーペである。

この高性能エンジンのポテンシャルを最大限引き出すため、BMW M4と同等の冷却システムを採用し、ラジエーターやオイル・クーラーを追加した。さらにカーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)を使用したストラット・ブレイズを採用することで剛性を強化すると共に、大径のMスポーツ・ブレーキを装備することで制動力を強化している。

新しいMキドニー・グリルや、専用19インチ・ホイールなど存在感あるデザイン

ダンパー、及びスタビライザーは、専用設定した強化サスペンションを装備し、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)のセッティングや、シャシーにもチューニングを加え、高性能スポーツ・クーペに相応しい走行性能を実現している。

デザイン面では、フロント・バンパー、キドニー・グリル、エクステリア・ミラーのデザインを一新している。

冷却性能の向上にも寄与する大型化したエア・インテークと共に、ハイグロス・ブラック仕上げのダブル・バー・キドニー・グリルは左右が連結したようなデザインを採用することで、アグレッシブなデザインとなっている。

エクステリア・ミラーには、空力性能を向上させるダブルリッジ・デザインのMミラーを搭載することで、よりアグレッシブなフロント・デザインとなった。

カーボン・ファイバー強化樹脂ストラット・ブレイズの採用等により、剛性を強化

そして新型BMW M2 Competition専用の19インチMライト・アロイ・ホイールと、大径ブレーキ・ディスクやグレー・メタリック仕上げのキャリパーを装着したMスポーツ・ブレーキを新たに採用している。これらの装備と共に、リアに配されたハイグロス・ブラック仕上げのM2 Competitionバッジが、このクルマが特別なモデルであるということを訴求している。

インテリアにおいても、インスツルメント・パネルやステアリング・ホイール、シートなどを一新。インスツルメント・パネルは、新型BMW M2 Competition専用のパネルが採用され、エンジン・スタート時にはM2 Competitionのロゴが表示される仕様となっている。

さらに走行状況に応じて足回りなど自分の好みのセットアップを記憶させ、瞬時に呼び出すことが出来る「M1」「M2」ボダンが付いたMスポーツ・ステアリング・ホイールを装備し、新たに採用されたMスポーツ・シートの高いホールド性は、アグレッシブなサーキット走行においてもドライバーをサポートする。

モデル:BMW M2 Competition
トランスミッション:6速MT
メーカー希望小売価格(消費税込み):¥ 8,730,000

モデル:BMW M2 Competition
トランスミッション:7速M DCT Drivelogic
メーカー希望小売価格(消費税込み):¥ 8,980,000
*右ハンドル仕様のみ。

主な車両諸元
全長4,475mm、全幅1,855mm、全高1,410mm、ホイールベース2,695mm、車両重量1630kg*1、排気量2,979cc、直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジン、最高出力302kW(410ps)/5,250-7,000rpm 、最大トルク550Nm/2,350-5,200rpm、燃料消費率11.2km/L*2。
*1:7速M DCT Drivelogicの場合。6速MTのモデルは、1610kg。
*2:7速M DCT Drivelogicの場合。6速MTのモデルは、10.8km/L

BMW M社(M GmbH)について
ドイツBMW本社を親会社とするBMW M社(1972年設立)は、3つの事業分野から構成されている。その1つが今回発表のBMW M2 Competitionなどの高性能モデルの開発。またM Sportなどに採用される専用部品の開発となっている。

さらに2つ目が市販モデルには設定の無い特殊なカラーや素材、装備などを使用した特別注文プログラム「BMW Individual」による車両の製造。3つ目が2輪および4輪のBMWドライビング・エクスペリエンスのカリキュラム開発および実施である。