ソフトトップ開閉は約11秒、時速50km/hでの操作も可能。GT、GT S、GT Rに続く、ワイドなリアフェンダーと557馬力の“GT C”を追加
メルセデス・ベンツ日本株式会社(本社:東京都品川区、社長:上野金太郎)は、「メルセデスAMG GT ロードスター(以下、GT ロードスター)」および「メルセデスAMG GT C ロードスター(以下、GT Cロードスター)」を発売した。
このAMGブランドの「GT ロードスター」および「GT C ロードスター」は、“Handcrafted by Racers.“をスローガンに掲げ、何よりもスポーツカーを愛する人に対して、モータースポーツを心から愛する者たちが創り上げたクルマだと云う。
車両はメルセデスAMG社による完全自社開発スポーツカー「メルセデスAMG GT」をベースに、完全自動開閉のアコースティックソフトトップを備えたオープントップモデルのスポーツカーとなっている。
AMG4.0リッターV8直噴ツインターボエンジンは、徹底した軽量化やドライサンプ潤滑システムによる低重心化を図った。
また2基のターボチャージャーをV8エンジンのVバンク内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウトがもたらすコンパクト化と吸排気経路の最適化など、メルセデスAMGが持つテクノロジーを詰め込んでいる。
エクステリアには、1952年に開催された伝説的なレースであるカレラ・パナメリカーナ・メヒコで優勝を飾った「300 SL」レーシングカーを彷彿とさせる、「AMGパナメリカーナグリル」をはじめとする数々の備を備えることで、空力効率を強化するとともに最適なグリップを確保した。
併せて「ディスタンスパイロット・ディストロニック」も標準装備した。これはメルセデスの安全運転支援システムのひとつとして、レーダーセンサーで先行車を認識。
設定速度の範囲内で車間距離を適切に維持して追従。先行車が停止した場合は減速して停止する渋滞追従機能を備えている。
ロードスターの最大の特長であるアコースティックソフトトップは、走行中でも50km/hまで開閉可能で、開閉動作は全て自動で行われ、所要時間は約11秒である。
開放時にはソフトトップがシートの後ろに折りたたまれる省スペース設計を採用。また、3層構造のソフトトップは、マグネシウム、スチール、アルミニウム構造により軽量化を図り、低重心化に貢献している。