日本において最も新規登録台数の多いジープブランドが、エコカー減税要件である低排出ガス認定レベルで4つ星を達成
FCA US LLC.(フィアット・クライスラー・オートモービルズ・US・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー、本社:ミシガン州オーバーンヒルズ、CEO:セルジオ・マルキオンネ)とFCAジャパン株式会社(本社:東京都港区、社長:ポンタス・ヘグストロム)は5月10日、ジープ・グランドチェロキーの対象グレードが、米国製ガソリン乗用車として日本国内で2番目のエコカー減税対象車になったと発表した。
具体的に対象車に加わったのは、ジープ・ブランドのフラッグシップモデル「Jeep® Grand Cherokee(ジープ・グランドチェロキー)」の「ラレード」、「リミテッド」、「サミット」の各グレード。
なお米国ブランドの乗用車としてこの認定を最初に取得したのは、「Jeep® Cherokee Trailhawk(ジープ・チェロキー・トレイルホーク)」であった。
ペンタスターV6エンジンを搭載するグランドチェロキーは、エコカー減税対象の認定取得に必要な燃費・排ガス基準に適合。これにより対象モデルは、いずれも自動車取得税で20%軽減、自動車重量税で25%の軽減措置を受けられることになる。
米国本社でジープ・ブランドを統括するマイク・マンリー氏は、「今回のエコカー減税獲得により、グランドチェロキーが持つSUVのフラッグシップとしての位置づけが改めて確認されました。
チェロキーに続く今回の達成は、オフロード走行同様に、ジープだけがジープを追うことができることを示しています。
日本のエコカー減税の対象となるグランドチェロキーには、アップグレードされたペンタスターV6エンジンが搭載されています。
ベースとなったエンジンは、エンジニアリング分野における著名な賞「10ベストエンジンズ」(米ワーズオートワールド誌主催)に3年連続で選ばれています。
この新しいペンタスターエンジンは、2段階可変バルブタイミング装置(VVL)による燃費向上が加わることにより、さらに卓越したエンジンとなりました。
このシステムは、構造上ドライバーがより大きなパワーを必要とするまで、バルブリフトを少なくするよう設計されています。
従って運転中により大きなパワーが必要となった時、このシステムはバルブリフトを増やすことでより多くの空気をシリンダーに送り、結果としてエンジンのポンピングロスが抑制されます。
このエンジンと、スムーズなシフトを実現するグランドチェロキーのトルクフライト8速オートマチックトランスミッションの組み合わせ、START&STOPシステムの設定が燃費向上に貢献し、さらに低排出ガス認定レベル☆☆☆☆を取得できたことが、今回のエコカー減税達成の要因となりました。
ジープは現在の日本で最も販売台数の多い米国ブランド車です。日本でのジープ新規登録台数は2016年に9,388台の過去最高に達し、前年度比31.7%の大きな成長を遂げると共に、2019年までに年間1万台というジープの目標を大きく上回るペースを達成しました。
日本市場でのジープ販売の成長と同様、世界全体でのジープ販売台数も対前年比9%増の142万台を達成しました」と述べている。