ニュートロン・ホールディングス社(Neutron Holdings, Inc./本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:ウェイン・ティン)傘下のLime日本法人(ライム/本社:東京都港区、代表取締役社長:テリー・サイ)は3月13日、日本国内に於いて提供しているシェアリングスタイルの電動モビリティに関して、座って乗れる車両タイプに統一していく。
これは同社が、現地(日本国内市場)の利用実態をつぶさに分析した結果、座って乗れる電動モビリティ「Limeラクモ」の利用の方が安定的に伸びていることが判明したため。これを受けて今後は、提供車両を座って乗れる車種タイプに一本化する。
ちなみにLimeは、電動モビリティを公共空間でシェアリングを介して提供するサービスの一環として、システム側でリスクを低減する策を導入しているブランドでもある。その中核となるのがGPSなどの位置情報を活用したジオフェンシングによる走行制御にある。
これは危険性の高いエリアや、進入が望ましくない場所で、利用者の操作を待たずにシステム側で制御を行うことで事故や誤進入を未然に防ぐもの。
その仕組みは、車載のGPS機能を介した位置情報から、対象の電動モビリティの移動範囲として仮想的な境界線(ゾーン)を設定。車両が危険に場所や侵入禁止ゾーンに進入しようとすると自動的に制御が掛かり走行不能になる等の対処を指すもの。
これは特に利用者の操作に依存せず安全性の向上を促す点が特徴であり、Limeではイベント時の交通規制対応などにも活用してきた。
そんなLimeでは、先の車両タイプの統廃合について、首都圏エリアでは、立ち乗りタイプの車両から座って乗るタイプ「Limeラクモ」への移行を既に完了済み。今後は沖縄エリア(那覇市・石垣市)などでも2026年春中の移行完了を予定している。
なお、そもそもLimeは、日本国内では座って乗れる電動モビリティ「Limeラクモ」と立ち乗りタイプの電動モビリティを併用して展開してきた訳だが、最近では「Limeラクモ」の利用回数・継続利用率が高く定着している背景に、座って乗れることによる安定感や安心感。買い物時などに荷物をシート後方のカゴに載せて移動できる構造にあるのではと考えている。
併せて立ち乗りスタイルに不安を感じ易い女性や、高齢者を中心に、日常の移動手段としての利用も大きく広がっている。こうした結果、座って乗れる車種タイプが幅広い層からの支持を集めているのではと話している。
今後は先の通り、車両タイプを一本化することで、利用顧客に対して安全教育や利用案内がより分かり易く提案できるようになると共に、運用・保守体制の最適化にも繫がるとした。
それと余談だが、この車種タイプ名の「Limeラクモ」は、“楽に乗れる”、“気軽に使える”という特徴を「ラク」と表現。
続く「モ」は“モビリティ”を意味しており、この複数の要素を組み合わせた造語「ラクラクモビリティ」を基に、親しみ易く簡潔に「Limeラクモ」という名称にしている。
最後にLimeは、今後も実利用データや利用者の声に基づいた車両配置・サービス設計を行い、より多様な利用者が安心して使える都市型モビリティの提供を目指していくと結んでいる。
