LEXUS、コンセプトBEVスポーツ「LFA Concept」を世界初披露

核心技術をGR GT・GR GT3と共有しつつ、BEVスポーツカーの可能性に挑戦

トヨタ自動車(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:佐藤恒治)傘下のLEXUSブランドは12月5日、バッテリーEV(BEV)スポーツカーのコンセプトモデル「Lexus LFA Concept」を世界初公開した。

このLexus LFA Conceptは、トヨタ自動車としてクルマ屋が残していくべき技術・技能を、次の世代に受け継いでいかなければならないという、マスタードライバーのモリゾウこと豊田章男会長の想いのもと、GR GT・GR GT3と共に開発を進めているBEVスポーツカーのコンセプトモデルだという。

TOYOTA 2000GT・LFAに続く「トヨタの式年遷宮」を体現し、ベテランから若手へと受け継がれる技術と技能、その想いを礎に、継承・進化させました。走りとデザインの両立を追求すると共に、ONE TEAMで顧客の想像を超えるBEVスポーツカーの実現を目指す。

軽量で高い剛性を備えたオールアルミニウム骨格を基にした理想的なドライビングポジションなど、電動化を牽引するLEXUSが走りの楽しさを提供し、BEVスポーツカーの可能性を示したいという想いのもと電動化時代に相応しいスポーツカーを具現化した。

また、BEVとしての最適なパッケージングを追究し、GR GT・GR GT3由来の高い走行パフォーマンスと、次世代においても色褪せない価値を宿すデザインとの融合を実現したという。

LFAというモデル名は内燃機関車に限定されず、その時代の技術者が次世代に受け継ぐべき技術を体現するモデルの象徴として名付けられた。従ってトヨタとしてLexus LFA Conceptは、過去から未来へ――スポーツカーの価値とクルマ屋が残していくべき技能を次世代に繋ぎ、進化を続ける挑戦の証だとしている。

それゆえDiscover Immersion――走りから得られる感動は、時代が変わってもスポーツカーの魅力を支え続ける揺るぎない価値としてコンセプトの中核に据えた。Lexus LFA Conceptは、その感動をより深く、より純粋に味わえる存在として、ドライバーを走りの世界へと引き込み、これまでにない没入体験を創出していくのだいう。

その没入感を実現するための手段として、エクステリアでは空力性能と造形美の融合を高次元で追求。コックピットは理想的なドライバーポジションを基軸に、細部に至るまで設計を磨き上げた。機能と美が調和した全体設計により、操作が意識と一体となり、ドライバーを走りへ深く没入させる効果を持つとした。

その車体骨格はGR GTのオールアルミニウム骨格をベースとすることでスポーツカーとしての性能を極めたフォルムとしながらも、ノーズからリヤへと流れる低く伸びやかなシルエットは、LFAの造形美を継承しつつ、正統派クーペのプロポーションを描き出した。それは国や文化、時代の境界を越え、見る者の心を揺さぶる、そうした普遍的な魅力を備えたスポーツカーの理想形を新たに提示するものだとしている。

より具体的には、GR GTと同じ理想的なドライビングポジションを持ち、クルマとの一体感を高めながら、没入感を味わえるコックピットがドライバーにかつてない走りの歓びを届けるもの。

そのために室内全体をシンプルに仕立て、研ぎ澄まされた機能部品を運転席に集約。乗り込んだ瞬間から高揚感を呼び覚ます設計とした。

ステアリングはスポーツカーとしてのこだわりを込めたデザインを採用。持ち替え不要の操舵とブラインドタッチが可能なスイッチレイアウトにより、直感的な車両コントロールを実現する。これらの組み合わせがメカニカルデザインの魅力とシンプルな室内空間のコントラストが織り成し、特別な没入空間を作り出すと結んでいる。

Lexus LFA Concept 主要諸元
全長(mm):4,690
全幅(mm):2,040
全高(mm):1,195
ホイールベース(mm):2,725
乗車定員(名):2

 
 




 
 

Amazon Prime video / Amazon AD

「ザ・イノベイター」車で世界を創った男たち (字幕版)

– 欧州で生まれ、アメリカの礎を築き、
日本の躍進を支えた自動車産業の歴史を辿る –