国土交通省は、熊本県をはじめとする一連の地震により、かつてないほど地盤が揺れ、土砂災害が発生しやすい状態になっていることから、今後の降雨の状況にあたって、下記3つの注意事項を伝えている。
国交省によるその概要は以下の通り。
【知っていただきたいことの概要】
●土砂災害警戒区域はもちろん、勾配が緩い斜面や渓流でもわずかな降雨で土砂災害のおそれがあります。危険なところに近づかないようお願いします。
●大雨注意報、大雨警報や土砂災害警戒情報に十分注意をお願いします。
●早めに避難所などの安全な場所に避難をお願いします。
例えば、阪神・淡路大震災のあと、このようなことがありました。
■地震後の降雨で崩壊が発生
阪神・淡路大震災で大きく揺さぶられた六甲山地では、700カ所以上で山腹が崩れる等の土砂災害が発生しました。
そして、地震後の降雨等で、崩壊地の数は2000箇所以上に増加しました。特に、神戸市灘区の鶴甲地区ではその後の余震や降雨で崩壊が拡大しました。
以上