トヨタ自動車、ハリアーをマイナーチェンジ。ターボエンジンと同社最新の安全装備を搭載


トヨタ自動車株式会社(本社 : 愛知県豊田市、代表取締役社長 : 豊田章男、以下トヨタ)は、同社のクロスオーバーSUVの「ハリアー」にマイナーチェンジを実施してターボエンジンを搭載。全国のトヨペット店を通じて6月8日に発売した。

トヨタは、今から20年前の1997年にハリアーの初代モデルを発売した。当時の販売コピーは「WILD BUT FORMAL」とし、高級クロスオーバーSUVを銘打って販売を開始。

6年後の2003年に2代目を投入。プリクラッシュセーフティの世界初導入やハイブリッド車を導入。そして2013年に投入した3代目は、国内専用車として市場に投入。以来、先の通りで今年でシリーズ20年を迎える。

今マイナーチェンジでは、2.0L直噴ターボエンジンを新採用し、アルミヘアライン加飾を施したシフトパネルや、プレミアムナッパ本革を採用したシート表皮など、これまでの路線を推し進めたキープコンセプトモデルとなっている。

販売概要は、全国のトヨペット店に於ける月販目標台数で2,500台。店頭発表会は6月24日(土)、25日(日)とした。

メーカー希望小売価格(北海道、沖縄のみ価格が異なる。単位 : 円)は、最廉価版のELEGANCEグレード、3ZR-FAE(2.0L)エンジン搭載・トランスミッションSuper CVT-i・駆動方式2WD(FF)の2,949,480円から、トップグレードにあたるPROGRESS“Metal and Leather Package”、リダクション機構付のTHSⅡ2AR-FXE(2.5L)+ E-Four(電気式4輪駆動)の4,953,960円までとなっている。

主な車両概要は以下の通り
動力源:スポーティさを追求した2.0L直噴ターボエンジン(8AR-FTS)搭載車走行性能2.0L直噴ターボエンジンを搭載し、これにツインスクロールターボチャージャーと、可変角を拡大したDual VVT-i(吸気側VVT-iW)を組み合わせた。

トランスミッション:6Super ECTに、マニュアル感覚のシフト操作が楽しめるシーケンシャルシフトマチックを採用。
素早い変速とスムーズな加速を実現したとしている。

ターボエンジン(8AR-FTS)主要諸元は、総排気量1,998cc、最高出力170kW[231PS]/5,200~5,600/r.p.m.、最大トルクは350N・m[35.7kgf・m]/1,650~4,000/r.p.m.、JC08モード走行燃費13.0km/L。

サスペンションには、フロント・リヤにパフォーマンスダンパーを搭載。車両のロール剛性を上げることで、高速走行時における優れた直進安定性や操縦安定性を確保。

操舵と走行制御システムには、走行制御モードスイッチにスポーツモードを追加し、力強い加速感とスポーティ感あふれるハンドリングを両立。

ホイールには、専用の18インチアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装)を標準装備した。

エクステリア・インテリアは、スモーク調メッキ加飾ヘッドランプ、専用フロントグリル(アッパー&ロア)、シート表皮にウルトラスエード®+合成皮革(ブラック×レッド)、シフトパネルはメタルカーボンで、本革巻き3本スポークステアリングホイール(レッドステッチ×ディンプル加工)を搭載した。

安全装備では、安全・運転支援衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備。

シフトレバー操作と連動して、自動的に作動と解除を行える電動パーキングブレーキを設定している。これは「HOLD」スイッチを押し、システムONの状態にしておくことで、渋滞や信号待ちなどでブレーキを踏んで停車した時に、ブレーキを保持できる。

エクステリアでは、16灯のLEDランプが内側から外側へ流れるように光るシーケンシャルターンランプを採用。これは、先進性を強調すると共に、周囲からの被視認性を高め、安全性の確保に寄与している。

ヘッドランプ点灯時には、ウィンカー操作やステアリング操作と連動して点灯するLEDコーナリングランプを設定した。

快適装備では、T-Connect SDナビゲーションシステムのディスプレイを9.2インチに拡大し、視認性を改善した。

その他、スイッチ操作で自動的に開閉できるパワーバックドアに予約ロック機能を追加し、バックドアが閉まりきるのを待たずにロックを可能とした。

加えてマルチインフォーメーションディスプレイ操作で、パワーバックドアの開度を5段階で調整可能な他、ユーザーの好みの高さを記憶させることも可能として、利便性を向上させている。

ドアミラーには、競合他車にも見られるエンブレムマーク付ドアミラー足元照明を設定した。これはハリアーの象徴である鷹のエンブレムマークを映し出すことで、夜間の乗降時に遊び心を演出するもの。

フロントシートには、シートベンチレーション機能を設定したほか、パワースイッチのON、OFFやシートベルトの脱着により、運転席のシートが自動的に前後にスライドしスムーズな乗降をサポートする運転席オートスライドアウェイ機能を設定など。

車両情報の詳細は右記URLを参照されたい:http://toyota.jp/harrier/