日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は8月24日、フルモデルチェンジした「セレナ」を同日より全国一斉に発売すると発表した。
https://www.youtube.com/watch?v=w1inpkS1TLA
「セレナ」は1991年の初代デビュー以来、時代が求めるファミリーの楽しみを追求し、進化を続けているミニバン。
“BIG”、“EASY”、“FUN”をコンセプトに、室内の広さや使い勝手、快適性など、運転席から3列目に乗る人まで、全ての人が楽しく快適に移動ができるように初代から企画開発された。
今回発表した新型「セレナ」は、そのDNAを継承しつつ、最新の先進技術を採用することによってミニバンとしての機能をさらに進化させ、快適な家族のドライブをサポートしていく。
そんな新型「セレナ」の特長は以下の通り。
さらに広くなった室内空間
新型「セレナ」はクラスNo.1*1の室内長と室内幅を誇ります。前モデルより180mmも広くなった室内長により、1列目から3列目シートそれぞれのひざ周りスペースにゆとりを生み出した。
また、Aピラーのスリム化やメーターデザインの改良により、広々とした見晴らしの良い視界を確保するとともに、2列目のシートベルトをシート内蔵式にすることにより、3列目シートに座っても開放感があふれる快適な室内空間を実現した。
使い勝手を極めたユーティリティ
より使いやすいミニバンを目指し、新型「セレナ」には新しい装備を採用した。その1つはクルマに触れずに開閉可能な「ハンズフリースライドドア」*2。
これは足先の操作にセンサーが反応し、自動でスライドドアが開閉する機能です。お子様を抱いている時や、荷物で両手がふさがっている時でもスマートにスライドドアを開閉できるもの。
もう1つは2通りの開き方ができる「デュアルバックドア」。バックドア上部のみを開閉することで、後ろが狭い駐車場でも荷物の出し入れが可能とした。
また、荷物を多く積んだ時にも荷崩れを気にせずバックドア上部の開閉ができる。
加えて女性でも楽にシートを動かせるようシートの操作力を軽減し、3列目シートからの乗降性を向上させている。更にリビングのように足をのばしてリラックスできる「2列目超ロングスライドシート」*2を採用し、より多彩なシートアレンジを実現した。
同一車線自動運転技術「プロパイロット」
今回の新型セレナでは、ミニバンクラス世界初*3となる、同一車線自動運転技術「プロパイロット」を採用した*2。
この「プロパイロット」は、高速道路などの自動車専用道路において、ドライバーが設定した車速(約30~100km/h)を上限に、先行車両との車間距離を一定に保つよう制御することに加え、車線中央を走行するようにステアリング操作を支援し、ドライバーの運転をサポートする。
また、先行車両が完全停車した場合、システムが自動的にブレーキをかけて停車するとともに、ドライバーがブレーキを踏むことなく停止状態を保持。
更に、先行車両が発進した際は、ドライバーが簡単な操作をするだけで、追従走行を再開*4する。これにより、高速道路の渋滞走行や長時間の巡航走行時に感じていたストレスを大幅に低減し、今まで以上に家族全員でロングドライブを楽しめるミニバンとした。
期間限定の特別仕様車「プロパイロットエディション」
同一車線自動運転技術「プロパイロット」を標準装備した、この「プロパイロットエディション」を期間限定*5で販売する。
同車には、踏み間違い防止アシストなどの安全装備に加え、セレナの利便性を向上させる「ハンズフリーオートスライドドア」や、スタイリッシュさをプラスする「16インチアルミホイール」などを標準装備(2WD車)しながら、買い求め易い価格設定としている。
<販売目標台数> 8,000台/月
<新型「セレナ」の車両概要>
1.デザイン
ダイナミックで洗練されたイメージと「セレナらしさ」を兼ね備え、新世代のグローバルデザインランゲージを採用したエクステリアデザイン
・新世代の日産デザインを象徴する「Vモーション」を採用したフロントグリル
・まるで浮いているように見える屋根がキャビンの広さを感じさせる「フローティングルーフ」
・先代から引き継ぎ、より伸びやかになったサイドウインドー下端線の「シュプールライン」
・個性的なブーメラン型のフロント/リアのランプシグネチャー
・2トーンカラーを加え、全13色から選べるカラーバリエーション
家族みんなのワクワクする気持ちをひとつにまとめてくれるインテリアデザイン
・翼のように広がり、パノラミックな開放感を実現した「グライディングウィング」デザインのインストルメントパネル
・ジャカード織物で繊細なグラデーションの色変化を表現したプレミアムインテリア(メーカーオプション)
・5種類から選べるカラーバリエーション
・職人が1つ1つ丁寧に手作業で表皮を巻きつけたインストルメントパネル(グレード別設定)
2.パッケージング、ユーティリティ、走行性能
パッケージング
・クラスNo.1*1の室内長(3,240mm)と室内幅(1,545mm)で1列目から3列目まで驚きの広さを実現
・Aピラー、メーターデザインのスリム化により、運転席の視界の広がりを向上
・1列目、2列目のヘッドレストに穴あきタイプを採用することにより、後席の視界を向上させ開放感を演出
ユーティリティ
・足を動かすだけで開閉できる「ハンズフリーオートスライドドア」(グレード別設定またはメーカーオプション)
・狭い場所でも開閉がしやすい「デュアルバックドア」
・多彩なシートアレンジが可能な「マルチセンターシート」
・チャイルドシートを乗せたままでも3列目シートから乗降できる、シートベルト内蔵の2列目シート
・女性や子供でも軽くて動かしやすい、2列目スライドシート
・3列目シートからでもドアの開閉ができる「スライドドアスイッチ」(グレード別設定またはメーカーオプション)
・最大6個の装着が可能なUSB電源ソケット(グレード別設定またはメーカーオプション)
・ロングドライブ時の疲労を軽減する、スパイナルサポート機能付の「ゼログラビティシート」
・運転情報がわかりやすく表示される、大型7インチカラーディスプレイ
・フタを開いて給油口にそのままノズルを差し込むことができる「キャップレス給油口」
走行性能
・クラスNo.1*6の低燃費17.2km/L
・ホイールハウスに採用した吸音ライナーによる静粛性の向上
・街中では軽く、高速道路ではしっかり感のあるハンドリング性能
・車体剛性の向上やショックアブソーバのサイズアップより、高速走行での安定感と乗り心地の良さを両立
3.先進機能、安全機能
先進機能
・高速道路における渋滞走行と、長時間の巡航走行の2つのシーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべて
を自動的に制御する自動運転技術「プロパイロット」(グレード別設定またはメーカーオプション)
・クルマがステアリングを操作して駐車をサポートする「インテリジェントパーキングアシスト」(メーカーオプション)
・夜間や悪天候時でもクリアな後方視界を確保する「スマート・ルームミラー」(メーカーオプション)
・上空から見下ろすように周囲を確認できる「アラウンドビューモニター」(メーカーオプション)
安全機能
・危険を察知して衝突を回避、または衝突時の被害を軽減する「エマージェンシーブレーキ」
・駐車場などでの衝突防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト」(グレード別設定またはメーカーオプション)
・意図せず走行車線を逸脱しそうな場合に注意を喚起する「LDW(車線逸脱警報)」
<その他の安全装備、環境への取り組み>
・VDC(ビークルダイナミクスコントロール)
・ヒルスタートアシスト
・進入禁止標識検知(グレード別設定またはメーカーオプション)
・ふらつき警報
・フロント&バックソナー(グレード別設定またはメーカーオプション)
・SRSエアバッグシステム<前席>
・SRSカーテンエアバッグシステム&サイドエアバッグシステム<前席>(グレード別設定またはメーカーオプション)
・ABS(アンチブレーキロックシステム)
・EBD(電子制御制動力配分システム)
・JC08モード燃費への対応
・全車で「平成17年度基準排出ガス75%低減レベル」の認定を取得
・LEDヘッドランプ(ロービーム、オートレベライザー付、プロジェクタータイプ、シグネチャーLEDポジションランプ付)
(グレード別設定またはメーカーオプション)
・オートライトシステム(薄暮れ感知「おもいやりライト」機能付)
*1: 全高1.8m以上の1.5L~2.0Lクラス8人乗りミニバン。3列目シートスライド装着車。(2016年6月現在 日産調べ)
*2: グレード別設定
*3: 約60km/h未満で走行時の車間および操舵制御を搭載した1.5-2.0Lクラスセミキャブワゴン。(2016年6月現在 日産調べ)
*4: ドライバーがレジュームスイッチを操作、もしくはアクセルペダルを軽く踏むことで追従走行を再開。
*5: 2017年3月末までの期間限定生産
*6: 全高1.8m以上の1.5L~2.0Lクラス8人乗り・5ナンバーサイズ・同価格帯ミニバン。(2016年6月現在 日産調べ)
「セレナ」の製品詳細情報
http://www.nissan.co.jp/SERENA/