女性だけのF-1レース開催のアイディア、波紋を呼ぶ


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お騒がせエクレストン氏の爆弾発言ふたたび

英国の日刊タブロイド紙であるデイリー・ミラー(The Daily Mirror)が、オンライン上で掲載した記事によると、女性オンリーの前座フォミュラー1レース開催のアイディアを打ち出したバーニー・エクレストン氏発言がF-1サーカスにおいて波紋を呼んでいるようだ。

爆弾発言の主は、国際自動車連盟 (FIA) が主催するフォーミュラー1の興行で、Formula One Management(フォーミュラワン・マネージメント)並びにFormula One Administration(フォーミュラワン・アドミニストレーション)を束ねて、そのCEOの座に座っているバーニー・エクレストン氏。

低迷するF-1人気を何とかしたい首脳陣

彼が先のマレーシアGP開催前の時期に、F1チームのボスたちとの会議を行ったなかで「女性のみが参加するF1選手権を立ち上げ、グランプリのメインイベントの前にレース開催するのは、今のF1人気を押し上げるために良いアイディアではないか」と提案した。

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しかしこれについて、イギリスオックスフォード州グローヴに本拠を置くウィリアムズと開発ドライバー契約しているスージー・ウォルフ選手(33歳)は、もっと別の方法で女性ドライバーをサポートすべきだと反旗を立ち上げたようだ。

「私はモータースポーツのキャリアを通して、普通の選手としてレースに関わってきた。今更、女性だけが戦うレースには出たくない。女性のみの選手権を考える意図が全く理解できない」と、そのアイディアを一蹴した。

一方、8歳でゴーカートを始め、F3やGP3のシングルシーターレースを戦い抜き、2010年5月9日のシルバーストーンではBARCフォーミュラ・ルノー初の女性優勝も勝ち取ったアリス・パウエル選手(22歳)は、今日30年以上の間、空席となっている英国人女性F1ドライバーのシートを狙うなか「男性たちと競うことに慣れているので何とも言えないけれど、F1に乗るチャンスを得るには良いアイデアだと思う」と微妙な見解を表明した。ロータス所属のカルメン・ホルダ選手(26歳)からは、現時点においてコメントが得られていないようだ。

追). 4月3日付けのインターネットメディア「ESPN-F1」によると、カルメン・ホルダ選手は「バーニー・エクレストンの提案した女性だけの世界選手権を作るアイデアにアリ」と答えたようだ。

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