独・自動車部品サプライヤー大手のコンチネンタルAG(本社:ドイツ、ハノーバー市、CEO:エルマー・デゲンハート)は、革新的な表面材の開発して自動車の安全性向上に貢献していく構えだ。
来る9月にフランクフルトで開催される2017年国際モーターショー(IAA)において、同社はスマートな表面材の開発コンセプトを披露する。
コンチネンタルAGのBenecke-Kalikoグループで、Surface Identity部門を統括するジェンス・ユネマン氏(Jens Jünemann)は、「照明効果を車内インテリアに統合させることは、今後の自動車開発のなかで重要なマイルストーンになります。
我々が目下、開発を勧めている新素材を、室内空間に採用することで、光源が表面に組み込まれ、パーソナライズされた色の変化を可能にします。
疲労や危険な交通状況が発生した場合、表面の色を変化させることで、ドライバーの意識レベル増につながる可能性があります」と語る。
加えてユネマン氏は、「表面材を照明技術と組み合わせると、バックグラウンド照明は体内時計、天候、環境光のレベルによって調整可能で、アクセント照明は光の色と強さを使ってムードを表現することができます。
また運転席と助手席、後部座席は個別の照明を施すこともできます。さらに、運転や読書、睡眠、何もせずリラックスするなど、人の行動に応じて照明を変化させることも可能になるのです。
そうすることで、車内インテリアを個々の環境や運転状況に応じて変化させることができるようになります。
そんな半透明の素材は、今後、電気自動車や自動運転において重要な役割を果たすと期待されます。コンチネンタルの課題は、経年変化や光と色の耐変色性に関連して、素材の仕様プロファイルを維持することです」と畳み掛ける。
さらにユネマン氏氏は、「半透明の表面料は、車両の内装にパーソナライズした機能を追加するための鍵となる技術です。
光透過性の高い素材は、素材自体とその周囲の両方に照射することで、多様な照明を使用した照明デザインに新たな可能性を与えます。
したがって、異なる色、構造、質感と組み合わせると、新しい効果を生み出すことができます。また光源の色と強度で、特定のムードにふさわしい効果を表現できます。これにより、車の座席を個々の環境や運転状況に応じて変化させることができるのです」とIAAに登場する近未来自動車のインテリア空間についての夢を語った。
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