グループの強みを生かし保税から仕分け・発送迄をシームレスに
SGホールディングスグループの佐川急便（本社：京都市南区、代表取締役社長：笹森公彰）は4月21日 、関西国際空港の倉庫エリアに新たにSAGAWAグローバルECセンター関西を設置した。
同センターは、佐川急便りんくう営業所が管轄するセンターの機能と、SGHグローバル・ジャパン（本社：東京都江東区、代表取締役社長：三古健二、）の保税蔵置機能を併せ持ち、海外と日本を繋ぐゲートウェイのひとつとして2025年4月11日より稼働を開始した。
今回は、このSGHグローバル・ジャパンが管轄する保税蔵置場と佐川急便が管轄する国内仕分けエリアがベルトコンベアで繋がった構造をグループで初めて採用した。これにより、保税から仕分け・発送までのプロセスがシームレスかつ効率的に行えるようになった。
併せて当該センターと自動化設備の導入により、従来2度行っていた仕分け作業が1度で完了するスキームが完成。更に仕分け効率と従業員の作業効率が共に向上、リードタイムの短縮も可能となった。
今後は、取り扱い個数の増加を見据え、車両の積載効率向上や車両台数の適正化によるCO₂排出量削減、集荷締切時間の延長による出荷人様の利便性向上や、24時間体制の構築も視野に検討を進めていく予定という。
加えてSGHグローバル・ジャパンとしても、国際貨物事業、物流倉庫事業を担うべく当該センターを活用。海外のＥＣ事業者に対し、通関許可から国内発送までを当該センター内にある保税蔵置場の自動通関許可判別仕分機と国内仕分けエリアの自動仕分機とシームレスに連結することで、最短のリードタイムを提供することができるとしている。
施設名称：SAGAWAグローバルECセンター関西
所在地：大阪府泉南市泉州空港南1
延べ面積：全体9,477m2（2,867坪）
内、佐川急便6,631m2（2,006坪）、SGHグローバル・ジャパン2,846m2（861坪）
処理能力：1万個/時間
稼働時期：2025年4月