横浜ゴム、CIK-FIA公認のレーシングカート用タイヤを発売


横浜ゴム株式会社(本社:東京都港区新橋、代表取締役社長:山石昌孝、以下、横浜ゴム)は、CIK-FIA(国際カート委員会)公認のレーシングカート用タイヤを2017年3月21日から発売した。

横浜ゴムは全日本カート選手権OK部門への参戦に加え、ジュニアカート選手権のFP-ジュニアCadets部門にワンメイクタイヤを供給するほか、海外でもアジア・カーティング・オープン選手権やフィリピン、タイなどのサーキットレースを幅広くサポートしレーシングカートの普及に努めている。

またレーシングカートはモータースポーツ界の登竜門として、F1など世界のトップカテゴリーで活躍するドライバーを数多く輩出。また、自動車免許のいらないモータースポーツとして子供から大人まで幅広く人気を集めている。

そんなカート選手権向けにCIK-FIA(CIK-FIAは、カートレースの主催団体である国際カート委員会ことCIKと、上部団体である国際自動車連盟FIAの略称を取った選手権名)の新しい公認期間である2017~2019年用のタイヤとして発売。発売サイズは4.5×10.0-5~7.1×11.0-5の6サイズ。価格は全てオープンプライス。

ドライ用は「ADM」(F/Zプライム)、「ADH」(F/Zオプション)の2種類。KF/OK(ダイレクト)車両用とKZ(ミッション)車両用とに分かれていた商品体系を統一することで、ユーザーの利便性に配慮。

CIK-FIAの摩耗基準をクリアしつつ、どちらの車両においてもより優れた操縦性と安定した性能発揮を実現すべく構造、形状、コンパウンドのあらゆる面を見直した。

ウェット用の「ADW」は好評だった従来モデルの「ACW」をベースに最適化を図ることで、ヘビーレインからハーフウェットまでの幅広い領域でさらに優れた操縦性を発揮する。

今後は従来品であるJAF(日本自動車連盟)指定のカート用タイヤ「SL07」「SL83」「SLJ」「SL03」、レンタルカート用タイヤ「ED」、全天候型タイヤ「YRA2」と合わせ、さらなる展開を目指していくこととなる。