ヤマハ、軽量コンパクトな新MTシリーズ「MT-03」「MT-25」発売


ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、社長:柳弘之、以下、ヤマハ発動機)は、軽量コンパクトな水冷・直列2気筒エンジンを搭載する“MTシリーズ”の新製品、「MT-03(エムティ ゼロスリー)」と「MT-25(エムティ ツーファイブ)」を2015年10月10日より発売する。

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「MT-03」「MT-25」は<大都会のチーター>をコンセプトに開発し、「MT-09」「MT-07」など“MTシリーズ”共通のシャープで躍動感ある独創的なスタイリングに仕上げた。

また「YZF-R3/R25」をプラットフォームに「MT-03」は320cc、「MT-25」は250ccのエンジンを搭載した。製造は、同社のグループ会社PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing(YIMM)が行う。

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主な特徴
1)高揚感あるフィーリングを生み出す軽量エンジン
エンジンは、水冷・直列2気筒・DOHC・4バルブ・FI(フューエルインジェクション)で、コンパクトな燃焼室内で混合気の縦渦(タンブル)を積極的に生成させ、素早い燃焼促進による優れた出力・トルク特性を引き出す。

高精度で作動する直押し式の吸排気バルブ、強度に優れた浸炭コンロッド、低振動に貢献するアルミ製鍛造ピストンなどを投入している。

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排気系には2-1のエキゾーストパイプとショートマフラーを採用、車体中央下部に寄せてコンパクトに配置することで重量マスの集中を図った。

2)軽量フレームとロングリアアーム
剛性バランスに優れた軽量ダイヤモンド型フレームを採用した。エンジン懸架4ヵ所のうち3ヵ所をリジッドとし、エンジンケースを車体の強度部材として機能させ軽量化に繋げた。

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左右非対称のリアアーム長は573mmとロング設計なので、コーナーや加減速時においてはリアアームの対路面角度の変化率が少なく、駆動力が効率よくリアタイヤに伝わる。

3)市街地での機敏な走行に適したライディングポジション
市街地での機敏な走行性を支えるライディングポジションとした。やや幅広なバーハンドルは、高さや前後のポジションに加え、垂れ・絞り角を含めた総合的検証を経てバランスさせ、自然な操舵フィーリング、機敏な走行性を支える。

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またネイキッドならではの前方の開放感が楽しめます。(ご参考:ハンドル位置は「YZF-R3/R25」比較で手前に約19mm、約39mm高く設定)

4)俊敏な走りをイメージさせるヘッドライトとLEDポジションランプ
俊敏な走りを印象づける新デザインの1灯H4ヘッドライトをステアリングマウントにて装備。ヘッドライト上部左右には、LEDポジションランプを設け、内側に導光体を配しているので灯火時はアイライン風のイルミネーションとなって輝き、存在感を強調している。

5)機敏さを印象づける燃料タンク&エアーシュラウドデザイン
ネイキッドらしさと凝縮感のある樹脂製タンクカバーを備える14ℓ燃料タンクを採用。

ニーグリップ部、タンク本体、ラジエターシュラウドの3つの部分がそれぞれ独立しながら、ひとつの塊となっており、アップライトなハンドルポジションとあいまって軽快感に貢献。

また“MT”シリーズの特徴であるエアーインテークアイコンを採用しました。

6)ボディの凝縮感を強調するアシストグリップ、その他
左右別体のアルミダイキャスト製アシストグリップを採用した。握り易さ、質感、そして凝縮感あるボディを強調している。

また、コンパクトなアンダーカウル、“MTシリーズ”同形状のバックミラーなどが特徴。

「MT320]主要仕様諸元 【 】内は「MT250」
・型式/エンジン型式 EBL-RH07J/H402E【JBK-RG10J/G401E】
・全長×全幅×全高 2,090mm×745mm×1,035mm
・シート高 780mm
・軸間距離 1,380mm
・最低地上高 160mm
・車両重量 165kg
・燃料消費率*1 国土交通省届出値 定地燃費値*2 34.6km/L(60km/h)【33.5km/L(60km/h)】
WMTCモード値*3 24.4km/L(クラス3、サブクラス3-2)
【26.2km/L(クラス3、サブクラス3-2)】
・原動機種類 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
・気筒数配列 直列2気筒
・総排気量 320cm3【249cm3】
・内径×行程 68.0mm×44.1mm【60.0mm×44.1mm】
・圧縮比 11.2:1【11.6:1】
・最高出力 31kW(42PS)/10,750r/min【27kW(36PS)/12,000r/min】
・最大トルク 30N・m(3.0kgf・m)/9,000r/min
【23N・m(2.3kgf・m)/10,000r/min】
・始動方式 セルフ式
・潤滑方式 ウェットサンプ
・エンジンオイル容量 2.40L
・燃料タンク容量 14L
・燃料供給 フューエルインジェクション
・点火方式 TCI(トランジスタ式)
・バッテリー容量/型式 12V,7.0Ah(10HR)/GTZ8V
・1次減速比/2次減速比 3.043(70/23)/3.071(43/14)
・クラッチ形式 湿式、多板
・変速装置/変速方法 常時噛合式6速/リターン式
・変速比 1速 2.500(35/14) 2速 1.823(31/17) 3速 1.347(31/23)4速 1.086(25/23) 5速 0.920(23/25) 6速 0.800(24/30)
・【1速 2.666(40/15) 2速 1.882(32/17)  3速1.454(32/22)4速1.200(30/25) 5速 1.037(28/27) 6速 0.920(23/25)】
・フレーム形式 ダイヤモンド
・キャスター/トレール 25°00 ′/95mm
・タイヤサイズ(前/後) 110/70-17M/C(54H)/140/70-17M/C(66H)(前後チューブレス)
・【110/70-17M/C(54S)/140/70-17M/C(66S)
(前後チューブレス)】
・制動装置形式(前/後) 油圧式シングルディスクブレーキ/油・圧式シングルディスクブレーキ
・懸架方式(前/後) テレスコピック/スイングアーム
・ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ ハロゲンバルブ/12V,60/55W×1

*1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なる。
*2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
*3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。

「MT-03」「MT-25」フィーチャーマップ ※画像は「MT-03」yamaha-lightweight-and-compact-new-mt-series-mt-03-mt-25-released20150826-7メーカー希望小売価格yamaha-lightweight-and-compact-new-mt-series-mt-03-mt-25-released20150826-6

 

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