WTCC第9戦もてぎ、レース1はロペス。レース2はモンテイロが優勝


世界ツーリングカー選手権(WTCC)は9月12(予選)・13日(決勝)の、第9戦・日本ラウンド(2015 FIA世界ツーリングカー選手権シリーズ JVC KENWOOD 日本ラウンド)が開催された。

12日は、栃木県茂木町のツインリンクもてぎ(全長4.801km)の予選ラウンドを勝ち抜き、決勝でポールポジションからスタートするのは、ノルベルト・ミケリス選手となった。

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ホンダ・シビックのミケリス選手は、Q3で1分55秒596の最速タイムを叩き出しスタート首位を獲得。これによりミケリス選手は5ポイントのボーナスポイントも手にした。

その他、フロントローに並ぶのは、ホセ・マリア・ロペス選手、セバスティアン・ローブ選手、メフディ・ベナーニ選手、マ・チンホワ選手となる。

ミケリス選手が予選でトップに立ったことから、2015年に入って以降、続いてきたシトロエンのポールポジション独占に終止符が打たれた。

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レース1はホセ・マリア・ロペスが制す

決勝のレース1、ポールポジションスタートのノルベルト・ミケリス選手(ホンダ・シビックWTCC)は、第1コーナーでロペス選手(シトロエンC-エリーゼWTCC)に刺され、2番手に脱落。

3番手はホンダのガブリエル・タルキーニ選手が続く。序盤はイヴァン・ミューラー(シトロエンC-エリーゼWTCC)が4番手。さらにマ・キンファ(シトロエンC-エリーゼWTCC)以降は集団となるレース展開へ。

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その後ロペス選手は、ミケリス選手を抜きトップに立つ。しかし抜かれたミケリス選手、それに続くタルキーニ選手も追走。レース終盤にようやくロペス選手がミケリス選手を振り切り、結果3.081秒差でチェッカーフラッグを潜った。

後方集団では終始コースの至るところでバトルを展開。

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特にマ・キンファ選手、イヴァン・ミューラー選手、ローブ選手というシトロエン3台が過酷な4番手争いとなり、結果4位はイヴァン・ミュラー選手に競り勝ったマ・チンホワ選手。5位ミュラー選手、6位ローブ選手という結果となった。

レース2は、表彰台にシトロエン不在という結果に

レース2は、にわか雨でスタート路面が所々ウエットコンディションが残る状態。しかもスタートポジションはリバースグリッドとなる。

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上記によりヒューゴ・バレンテ選手(シボレーRMLクルーズTC1)がポールポジションスタートとなったが、その後方からモンテイロ選手がジャンプアップしトップに浮上する。

また1コーナーではメディ・ベナーニ選手(シトロエンC-エリーゼWTCC)がミケリス選手が接触するなど波乱含みの展開。

そのなかでモンテイロ選手は、混乱を避けてトップポジションをキープ。モンテイロ選手に抜かれ、2番手となったバレンテ選手がこれを追うなか、後方ではバトルを制したロブ・ハフ選手(ラーダ・ベスタTC1)が暫定3番手。

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これをタルキーニ選手とロブ・ハフ選手がプッシュする展開となっていた。

中盤となってミューラー選手が2番手に浮上したが、バトル中、バレンテに追突した影響でボンネットがめくれたことでピットインを余儀なくされ脱落。

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終盤は、ハフ選手、ローブ選手、追い上げてきたタルキーニ選手の争いとなった。一方、モンテイロ選手は単独トップでレース2を終え、ホンダに母国に於いての勝利をもたらした。

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2位はバレンテ選手となり、嬉しい自己最高位。ハフはローブ選手、ガブリエル・タルキーニ選手の猛攻を退け3位を守り切り、結果、シトロエンが表彰台に居ないという異例の展開となった。