豊田通商出資の仏CFAO社、アフリカでEコマース・サービス「Africashop」を開始


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豊田通商株式会社(本社:名古屋市中村区、代表取締役社長:加留部 淳、以下、豊田通商)が出資するグループ会社CFAO S.A.(以下、CFAO)は4月2日、コートジボワールにてアフリカに於けるオンライン・ショッピング・ソリューションとして、新たなウェブサイト「Africashop< http://www.africashop.ci >」を開設した。なお仏Africashop は、CFAOのデジタル開発計画の第一弾となる。

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Africashop は、アフリカの消費者が国際的トップブランドの商品をアフリカに居ながら直接かつ、簡単に購入できるE コマースサイト。

Africashop.comに掲載されたパートナーブランドのウェブサイトでショッピングを行い、商品を自宅で受け取ることができる。

Africashop では、最新コレクションの商品を同サイトから直接購入できるだけでなく、このショッピングサイトで複数ブランド参加を実現したことから、利用者はワンストップで、一度に様々なブランドの商品を購入することが可能だ。

具体的には、アビジャンにあるAfricashopの店舗(※セネガルのダカールでも4月中オープン)では、顧客が店員からアドバイスを受け、店内のタブレットを使用して商品を購入し、オンラインで支払いするサービスを利用できる。

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アフリカでは、銀行業務(支払等)に対する規制などにより、海外のウェブサイトでショッピングができず、E コマース利用者にとって大きな制約となっていた。

Africashopのビジネスモデルは、アフリカに適した安全な支払いソリューションを提供し、そうした制約を解消した。

Africashop は、効率的な国際物流のほか、輸送、通関手続き、宅配といった包括的なサービスを提供し、商品の宅配サービスを望んでいたアフリカ在住の需要層に、独自のサービスを提供する。

CFAO の取締役社長である Richard Bielle氏(リチャード・ビエル)は、「Africashop の展開は CFAO グループ戦略の一環です。

当社の代表的なパートナーブランドは、Africashopを通じてアフリカで拡大している中間層に訴求できるようになります。

我々はこの新事業をアフリカでのEコマースの新たなモデルとして立ち上げたいと常々考えておりました。

アフリカにおける2015年のEコマース市場の規模は、世界のEコマース取引の2%を占め、総額80億ドルでした。2010 年以降、アフリカのEコマース利用者数は年間30%増と急伸しています。

インターネットおよびモバイル機器の普及に伴い、アフリカは2017年までに欧州の消費財製品にとって世界第2位の市場となる可能性があります。

Africashopでは、アフリカの消費者の嗜好に合わせ、これまで手軽に買うことができなかった、La Redoute、Vertbaudet、Devred、Etam、Somewhere、Matyなどの国際的なブランドの商品を提供します。

また、Sawa、Elikia Beauty、De La Sébure、Manoir Coloréといった人気上昇中のアフリカ人デザイナーによるブランドの取り扱いも行います」と述べている。

またAfricashop の常務取締役であるOlivier Nguyen-Khac(オリヴィエ・グエン・カック)は、「これまで、欧州のウェブサイトでは、アフリカの消費者に商品を宅配することが難しく、アフリカのEコマース利用者は限られた商品しか購入できませんでした。

当社は、Africashop を通じて今後数カ月の間に、さまざまなカテゴリーの多種多様なブランドを消費者に提供していきます」と語った。

Africashop は、4月2日のコートジボワールにおける開設に続き、セネガルにおいても2016年4月中にウェブサイト< http://www.africashop.sn >を開設予定だと云う。

CFAO S.A. : http://www.cfaogroup.com/