トヨタ、消費者の自動車利用環境の変化を捉えて傘下の個人向けレンタカー事業の刷新へ動く


トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田 章男)は傘下、全国約1,200店舗(※)網のレンタカーサービス(トヨタレンタリース店)刷新を2017年4月1日より実施する。

そもそもトヨタレンタリース店では、主に法人向けのカーリース事業と、個人向けのレンタカー事業を行っているのだが、今回はレンタカー事業分野に於けるサービス刷新を行うと云う。

それは近年、消費者のクルマの使用習慣の変化が起こっているためで、都市部を中心とすめカーシェアリングなど車両の「保有」から「利用」へと流れる総体的な流れは、もはや留めようがないまでに進行。これに併せレンタカー需要自体は年々高まっている。

こうした中、多様化する消費者ニーズに応えるべく、この度ブランドロゴを変更すると同時に、まずは第一段階としてトヨタレンタカーの制度を一部改定する構えだ。

なお主なリニューアルの内容は以下の通り。

ブランドロゴ
訪日観光客が年々増加する中、外国人顧客にとっても分かり易いロゴとすることを主な目的に、ロゴを英語表記(Toyota Rent a Car)へと変更する。

また、これを機にホームページの名称も、「トヨタレンタ楽ティブ」から「トヨタレンタカーWebサイト」へ変更する。

なおこれに先駆け、2016年11月より英語版のホームページに於けるWeb予約を開始している。

レンタカー制度
レンタカーを利用する顧客にとって「もっと安心。お得で選びやすい」レンタカーを提供することを狙いに、レンタカー制度を以下の通り改定する。

「もっと安心」な補償制度
消費者層へ「更なる安心」を提供すべく、現在の免責補償制度に加えて、営業補償費用(ノンオペレーションチャージ)も同時に免除する「トヨタレンタカー安心Wプラン」を新設する。

「使えば使うほどお得」な割引・会員制度
トヨタレンタカーのよりリーズナブルな利用を促すため、ホームページで登録した同店会員である「トヨタレンタカーメンバー」の割引率を現在の5%から10%に引き上げる。

さらに年5回以上利用している会員は、「トヨタレンタカーゴールドメンバー」として、割引率を20%とする。

また今回の改定にあわせて、Webで料金の支払いを実施した利用者への「Web決済割引」と、車種の選択を店舗に任せた際に受けられる「クラス指定割引」を廃止する。

「シンプルで選びやすい」車両クラス体系
より分かりやすく、より簡単に車両選択が可能な様、車種クラスを整理・統合する。

具体的には、「RVクラス」を「SUVクラス」に名称変更すると共に、ガソリン車とハイブリッド車で分かれていた「ワゴンクラス」を統合。併せて車種クラスの指定を標準化し、個別の車種指定をオプション(有償)化する。

クラス改定を含むリニューアルは、「ハイブリッド車クラス」の拡充、「スポーツクラス」の新設定を行った2014年以来約3年ぶりとなる。

加えてトヨタレンタカーでは、利用者により安心を提供するべく、トヨタセーフティセンス等の安全装備を設定可能車種については車両入れ替え時にほぼ全数に装着するよう推進する。

上記を踏まえトヨタおよびトヨタレンタリース店は、「今後もトヨタレンタカーならではの、豊富なラインナップ、11万台(2016年12月時点)を超える保有台数、全国約1,200の店舗網をベースに、お客様へ『安心・安全・快適・便利・簡単・迅速』なレンタカーを提供していきます」と述べている。

リニューアル詳細:
https://rent.toyota.co.jp/cp/17_ser_newrent_02/index.html