第44回東京モーターショー2015閉幕、入場者総数は812,500人


海外ブランドを含むワールドプレミア75台が集結。自工会「自動運転ビジョン」を発表

一般社団法人日本自動車工業会(所在地:東京都港区芝大門1丁目1−30、会長:池史彦、以下、自工会)は、江東区・有明の東京ビッグサイトに於いて「第44回東京モーターショー2015」を10月29日(木)から11月8日(日)まで開催し、11月8日(日)午後6時に11日間の全会期を消化して幕を閉じた。

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今回の同ショーは、開催テーマに「きっと、あなたのココロが走り出す。」(“Your heart will race.”)を据え、世界11ヶ国から合計160社が参加。

出展車両では、ワールドプレミア75台、ジャパンプレミア68台を含む417台が展示され、 11月6日(金)には、会場内で開催したSMART MOBILITY CITY 2015の国際シンポジウムで、池自工会会長が自工会としての「自動運転ビジョン」を世界に向けて発表した。

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また併せて、東京モーターショーが、昨年60周年を迎えたことを記念し、10月24日(土)に東京モーターショー発祥の地である日比谷にて、1950年代から現在までの各年代を代表するクルマ81台を集め、「東京モーターショー60周年記念パレード」を実施。

その他の関連企画では、開催前及び開催期間中にお台場エリアで開催された「東京モーターフェス2015 with みんモー」を自工会として後援するなど、第44回東京モーターショー2015を多角的に盛り上げた。

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なお今回3回目となる主催者テーマ事業“SMART MOBILITY CITY 2015”では、「もっと自由に・・・クルマが変わる、くらしが変わる、社会が変わる。」をテーマに、2020年を見据えた東京の新たな進化と、その先を展望した先進の都市システムをイメージした展示や映像を展開。

これに加え、テストライドやカンファレンスを通じてこれからのモビリティ社会を多くの来場者に分かり易く来場者に提示するなど、世界一のテクノロジーモーターショーを目指す東京モーターショーの企画として定着させてきたと云えるだろう。

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会期期間中の来場者への情報発信並びに浸透効果を狙い、毎回恒例としてきた「プロの運転による乗用車同乗体験試乗会」、「二輪車試乗会」、「東京モーターショーシンポジウム」、「自動車ジャーナリストと巡る東京モーターショー」など、来場者が参加の主体となる体験型の企画も充実させ、さらには、初めて東西展示棟間の無料シャトルバスを運行するなど、来場者サービスも向上させた。

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加えて東京ビッグサイト会議棟をスクリーンとしたプロジェクションマッピングの初実施など、お台場エリア全体での盛り上げにも腐心した。

結果、第44回東京モーターショー2015に対する来場者満足度は91.0%(前回:87.3%)に上昇。次回の来場意向も89.2%(前回:86.7%)となり、次回の東京モーターショーにつながる結果となった。

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最後に会期中の総入場者数は、閉幕日の天候影響などで天候に恵まれた前回(第43回ショー2013: 902,800人)に比べ、90.0%の812,500人となった。

次回の東京モーターショーの開催は、2017年秋に東京ビッグサイトで開催。会期等を含むショー概要については来春発表される予定だ。