帝人フロンティア、自動車向け補強材工場の操業を開始


帝人フロンティア株式会社(本社:大阪市中央区、社長:日光 信二)は、帝人グループで国内最大の事業所である松山事業所内に、アラミドを中心とする高機能素材を使用した自動車向けシングルコード(ゴム補強材)の生産工場を新設し、2018年5月14日より操業を開始した。

この新操業となる工場はシングルコードの生産を担うと共に、研究開発拠点としての機能も果たしていく。

帝人グループは予てより、注力分野の1つとして「モビリティ」を掲げており、成長地域である中国、ASEANでの事業拡大を目指して、グローバルで自動車向けゴム資材、内装資材、安全資材の最適生産・販売体制構築を進めてきた。

そんな同社グループに於いて、既にゴム資材分野向けの製品を生産しているテイジン・FRA・タイヤコード(タイランド/タイヤコードの撚糸、製織、接着加工)、テイジン・コード・(タイランド/自動車・産業資材用ホースコード・ベルトの撚糸・接着加工)、関西資材株式会社(自動車・産業資材用ホースコードなどの撚糸・接着加工)、及び中国・タイの提携企業による生産に加え、今操業で松山事業所に新設される工場が参画することにより、日本・アジア・中国地域に於ける自動車ゴム資材分野の供給体制が整備されたことになる。

帝人フロンティアでは、「こうした製品供給体制が確立したことにより、今後拡大が期待されるアジア・中国地域の自動車産業に向けて、関連資材の川中事業における新たなサプライチェーンを構築し、グローバルでの販売展開を加速していきます」と述べている。

【 新設工場の概要 】
所在地    帝人フロンティア(株)松山事業所内
操業開始時期:2018年5月14日
事業内容:アラミドを中心とする高機能素材を使用した自動車向けゴム補強材の生産
生産能力:約600トン/年
従業員数:37名