スズキ・エブリイ、国内累計販売台数が300万台に


スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木俊宏)の軽四輪車「エブリイ」シリーズが2018年6月15日、国内累計販売台数300万台を達成した。

エブリイ PC
エブリイ PC

ワンボックスタイプの軽自動車「エブリイ」シリーズは、4人乗りで、かつ荷室の広いバンを望むマーケットの要望に応え、1964年9月に誕生した「スズライト キャリイバン」がそのルーツとなる。

同年は、「スズライト キャリイバン」登場の翌月の10月に東海道新幹線が(東京 – 新大阪間。運賃・料金は合算でひかり2,480円、こだま2,280円)が開業した。まさに東京オリンピック開幕年であり、日本が高度成長の流れに乗っていく上昇基調の中から求められて登場したのが同タイプの軽自動車だった。

その後、時代の流れと共に「キャリイバン」は、現在の「エブリイ」と車名を変え、バン本来の「積む・運ぶ」といった実用的な機能を重視し、荷室の広さや使いやすさを追求しながら、快適性や安全性を向上させてきた。

(初代)スズライト キャリイバン
(初代)スズライト キャリイバン

国内累計販売台数300万台に到達したことについてスズキでは、「おかげさまで軽商用車エブリイは1996年度から2017年度までの軽キャブバンクラスにおいて、新車販売台数第1位を22年連続で獲得いたしました。

1999年6月には、エブリイシリーズの乗用タイプとして軽乗用車エブリイワゴンを市場へ投入。広く使い勝手が良い室内と充実した快適装備を特長とし、日常使いから趣味やレジャーを楽しむクルマとして、幅広い用途で多くのお客様にご愛用頂いております」と述べている。

そんな「エブリイ」シリーズの歩みは以下の通りとなる
1964年 9月: 「スズライト キャリイバン」発売(初代)
1968年 3月: 「キャリイバン」発売(3代目)キャブオーバー型を採用
1985年 3月: 「エブリイ」発売(8代目)
1991年 4月: 国内累計販売台数100万台達成
1999年 6月: 乗用タイプ「エブリイワゴン」発売(初代ワゴン)
2006年11月: 国内累計販売台数200万台達成
2015年 2月: 「エブリイ」(12代目)、「エブリイワゴン」(3代目ワゴン)発売
2018年 6月: 国内累計販売台数300万台達成

なお同軽商用車「エブリイ」に下記の車体色を追加設定し、6月26日より発売する。車体色を増やすことで、より幅広く顧客ニーズに応えた製品ラインナップとした。

<追加車体色>
– ノクターンブルーパール (PC、PCリミテッド、JOIN、JOINターボに設定)
– クールカーキパールメタリック (PC、PCリミテッド、JOIN、JOINターボに設定)
– ムーンライトバイオレットパールメタリック※3 (JOIN、JOINターボに設定)