SuperGT第5戦・鈴鹿、GT300予選ロータスがコースレコードでPP獲得


2015 AUTOBACS SUPER GT第5戦「44th International SUZUKA 1000km」の公式予選が8月29日の午後、鈴鹿サーキット(三重県)で行なわれた。

GT300クラスは、No.2 シンティアム・アップル・ロータスの高橋一穂/加藤寛規/濱口弘が、コースレコードを更新し、ロータスとしては初のポールポジションを獲得した。

Q1でTOYOTA PRIUS apr GTの中山がレコード更新

GT300クラスのQ1は予定通り、14時30分よりスタート。午前は昨夜の雨で一部濡れていた路面もあったが、予選開始時にはほぼドライとなる。

予選開始早々、7分で早くも2分を切るマシンが現れる。鈴鹿を得意とするNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(山内英輝)が1分59秒240と昨年にARTA CR-Z GT(小林崇志)が記録した1分59秒115に迫るタイムを記録したのだ。

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続いて、No.88 マネパ ランボルギーニ GT3(平峰一貴)、No.18 UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴)も相次いで1分59秒に入れ2、3番手となる。

さらに残り5分となったところで、No.31 TOYOTA PRIUS apr GT(中山雄一)がアタックラップを決め、1分59秒077を叩き出しコースレコードを書き換えてトップに立つ。

ディフェンディングチャンピオン、グッドスマイル初音ミクSLSも低迷

そうした中で好調さを維持するGT-R勢は、No.360 RUNUP Group&DOES GT-R(吉田広樹)が1分59秒299を出して3番手に付け、初めてのQ2進出を確実にした。

一方、Q2進出を争う13番手争いは熾烈を極めた。この鈴鹿で本命視されたNo.7 Studie BMW Z4(ヨルグ・ミューラー)が思うようにタイム出せなない中、序盤に8番手タイムを出したNo.2 シンティアム・アップル・ロータス(濱口弘)は生き残りの順位ぎりぎりの13番手でQ1をクリア。

No.77 ケーズフロンティア Direction 458(峰尾恭輔)が14番手となり予選を終える。また、ディフェンディングチャンピオンのNo.0 グッドスマイル初音ミクSLS(片岡龍也)も低迷し、17番手でQ1を終えた。

シンティアム・アップル・ロータス初のPP獲得へ

Q2では、開始5分でNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人)が、1分59秒060と早くもQ1で出たレコードを書き換えてしまう。そのタイムも2分と立たず、No.7 Studie BMW Z4(荒聖治)が1分58秒954で更新してみせる。

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だがこの驚異的なタイムをさらに上回ったのが、No.2 シンティアム・アップル・ロータスの加藤寛規だ。

今季前半はニューマシンゆえに、なかなか苦労が多く、結果が出ない日々だったが、第3戦タイから徐々に調子を上げ、今朝のフリー走行ではトップタイムを記録。

Q1で第3ドライバーの助っ人、濱口がQ2に繋いでくれればポールを争えると言っていただけに加藤の走りは気合いが入っていた。そして渾身のアタックタイムは1分58秒248。これでポール獲得を確信したか、セッション終了を待たずにピットに戻る。

加藤は2010年7月の第4戦SUGO以来5年ぶり1番時計

しかしこのタイムに迫ったのは、なんとクラス最多のウェイトハンディ88kgを積むNo.10 GAINER TANAX GT-R(千代勝正)。1分58秒600で2号車に届かなかったが大健闘の2番手に。

そして、Q1で冷や汗のNo.7 Studie BMW Z4(荒聖治)が1分58秒954で3番手となった。GT300クラスの最多ポールを誇る佐々木孝太も最後にNo.31 TOYOTA PRIUS apr GTでアタックするも9番手で予選終了となった。

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結果、No.2 シンティアム・アップル・ロータスのタイムには誰もが届かず、ポールポジションを確定。

ロータスにとってはSUPER GT初ポールとなり、加藤とチームにとっては2010年7月の第4戦SUGO以来5年ぶりのポールとなった。

予選終了後、この日のコーススケジュールが終わったころから、鈴鹿サーキットは雨となる。明日の決勝も天候は微妙だ。長い1000kmだけに、レース途中でコンディションが大きく変化することもあり得る。しかしポールの2号車が有利であることは間違いない。

 

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