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スーパーGT・SUBARU/STIチーム本島監督、着実に力を蓄えた2016年シーズンを振り返る


2016年シーズンのSUPER GTシリーズは、11月13日(日)に栃木県のツインリンクもてぎで開催されたSUPER GT第8戦をもって、すべてのスケジュールを終えた。
SUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)は、第6戦鈴鹿1000kmで優勝を果たし、チーム/ドライバーランキングいずれも6位となっている。

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性能を100%引き出すことができなかったという反省点
クルマの進化をはっきりと感じながらも、浮き沈みのある1年間を過ごしたSUBARU/STIチーム。その運営を担うR&D SPORTの代表である、本島伸次監督に今シーズンを振り返っての総括を聞いた。

「クルマとしての進化はありましたが、速さはまだまだ足りなかったですね。

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第4戦のスポーツランドSUGOで3位になって、第5戦富士スピードウェイでも3位、第6戦鈴鹿1000kmでは優勝することができましたが、鈴鹿は力で勝ち獲ったかといえば、運という要素も大きかった。

SUBARU BRZ GT300の特性に合った鈴鹿というコースで、多くのことが良い方向に噛み合ったからこそ結果が出ましたが、実質的には3位か4位か……。

それでも、そこまでは順調に行きましたが、最終的にクルマの性能を最大限に引き出すところまで行き着かなかった。チームとしてそこが足りておらず、それが最終戦までつながってしまったということですね」。

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ターニングポイントは第4戦のスポーツランドSUGO
タイヤとのマッチングが見出せず速さを発揮できなかった序盤戦、3戦連続表彰台で勢いに乗った中盤戦、そして第7戦タイのリタイアに最終2連戦での思わぬ苦闘という波乱のシーズンを過ごしたSUBARU/STIチーム。大きな転換点となったのは第4戦だったと本島は振り返る。

「シーズン全体を振り返ってみれば、ターニングポイントはやはり表彰台に乗った第4戦SUGOですね。

実はSUGOでの表彰台は、R&D SPORTとしては初なんです(笑)。予選ではクラッシュして、レースは終盤4番手になったところで赤旗終了となり、3位に繰り上がったレースでした。あの時、もし赤旗が出なかったら表彰台に乗れなかったかもしれませんし、富士の3位や鈴鹿の優勝もなかったかもしれません。

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もちろん、SUBARUやSTIの技術的な力や、テストなどの積み重ねがあってこその結果なのですが、それだけではないと思いますね。

ドライバーもメカニックもみんな人間なので、流れと言いますか、何かひとつのことがきっかけで変わることがあるのだと思います。勢いに乗ればクルマも進化しますし、ドライバーも走り方が変わってきます」。

「最終2戦のもてぎでは、ドライバーもメカニックも精いっぱいやってくれました。タイヤも良くなりましたが、性能を100%発揮できるところまでクルマを持って行けなかったのが反省点です。

レーシングカーはある程度、空力パーツを煮詰める時間が必要です。

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金曜日の練習走行で新しい空力に合わせたセッティングを煮詰め、クルマを100%の状態まで持っていきたかったのですが、それができなかった。他チームもそうでしょうが、あの雨は我々にとっても辛かったですね。

ただその点は、与えられた条件を100%こなすことがR&D SPORTの仕事ですから、それを100%発揮できなかった我々に問題がある。クルマのセットアップやドライバー、タイヤの力で負けているわけではない。

たとえばタイヤ無交換で行けるクルマがいるのであれば、我々も無交換で行けるクルマにしないとダメなんです」。

最後にファンの方々に向けて、「期待して応援に来てくださったファンの皆様の前で、最後に不甲斐ないレースとなってしまったのが残念です。

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やはり、最後の1周までチャンピオン争いできるような戦いをしなければと思います。そのためにはもう1ステップ、チームもクルマも速くなれるように頑張らないとなりません。今年も熱いご声援をいただき、ありがとうございました」と語った。