スーパーフォーミュラ第7戦・予選、最終2ヒート戦でロッテラー、山本がPP獲得


スーパーフォーミュラ最終戦となる第7戦・鈴鹿の予選セッションが11月7日に実施された。

最終戦は特例の2ヒート制となる中、予選セッションは、例の如くQ1からQ3までのノックアウト方式ではあるものの、Q1の結果でRace1のスターティンググリッドが、Q3までの総合結果でRace2のグリッドが決められるという変則スタイルとなった。

結果は、ロッテラーと山本がそれぞれのレース1並びに2の各スターティンググリッドでポールポジションを獲得。同様にレース1の2番手はロシター、3番手は石浦。レース2の2番手はロッテラー、3番手は野尻となった。なお、ポールポジションを獲得したふたりのドライバーにはそれぞれ1ポイントが与えられる。

予選セッションの開始は午後1時30分。曇り空の下、気温20度、路面温度は22度のなかでQ1がスタートした。

まずNo.2 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)が1分39秒528のタイムのマーク。これをNo.16 山本尚貴(TEAM 無限 SF14)が1分38秒台に更新。

これを追うNo.38 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)と、No.3 ジェームス・ロシター(FUJI×D’station KONDO SF14)が1分38秒392の同タイムを記録して塗り替える。

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これに対して、前戦SUGOでPPを獲得したロッテラーが意地を見せて1分38秒355をマークしてレース1のトップに浮上。2位ロシター、3位はドライバータイトル首位の石浦がつけた。

No.65 ベルトラン・バケット(NAKAJIMA RACING SF14)、No.10 塚越広大(REAL SF14)、No.20 アンドレア・カルダレッリ(LENOVO TEAM IMPUL SF14)、No.4 ウィリアム・ブラー(FUJI×D’station KONDO SF14)はQ1敗退となった。

Q2のスタートは14時。当初ベストタイムを記録したのは1分38秒158のロッテラー。2番手No.8 小林可夢偉(Team KYGNUS SUNOCO SF14)、3番手はNo.16 山本。

No.3 ロシター、No.34 小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)、No.18 中山雄一(KCMG Elyse SF14)、No.7 平川亮(ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14)、No.11 伊沢拓也(REAL SF14)、No.41 ナレイン・カーティケヤン(DOCOMO DANDELION M41Y SF14)はQ2敗退となった。

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最終Q3は14時17分にスタート。当初No.40 野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40S SF14)が1分38秒192でトップに立つが、野尻に続く、同一周回に於いてロッテラーが1分38秒023をマークして首位。

さらに彼等を追走してきた山本が最終周回で、1分37秒963を記録してレース2、しかも今季開幕戦以来のポールポジションを決めた。

なおNo.41 ナレイン・カーティケヤン(DOCOMO DANDELION M41Y SF14)は、エンジンを載せ替えて予選セッションに臨んだため、Race1のスターティンググリッドは10グリッド降格となる。