住友理工、東京モーターショーで未来に貢献する技術を披露


住友理工株式会社(本社:名古屋市中村区、代表取締役 社長:松井徹)は、東京ビッグサイトで開催される「第45回東京モーターショー2017」に出展する。

「Smartly Driving Change~リコウな未来、理工の技術で~」が住友理工ブーステーマ。

ブースでは電気自動車や自動運転技術が進展するなか、未来の自動車社会に貢献する当社の最新の技術と、自動車の快適性や環境負荷低減に貢献する製品を紹介していく。

主な展示概要は以下の通り

(1)あなたのバイタル情報が素敵なイラストになる
すべてゴムでできたセンサー「スマートラバー(SR)センサ」は、ドライバーの心拍や呼吸などのバイタル情報を検知する「ドライバーモニタリングシステム」としての活用を目指しているもの。

今回はこのSRセンサが内蔵された椅子を用意。この椅子に座るだけでSRセンサが対象者のバイタル情報を検知。

さらにその結果をもとに“あなただけのカラフルな自動車のイラスト”を生成し、ステッカーにして体験者全員に進呈する。

(2)振動を打ち消す防振ゴムの効果を見てみよう
同社の高機能な防振ゴム「電気式アクティブ・コントロール・マウント」は、エンジンの振動を打ち消す力を自ら発生させて振動を抑え、車内への伝達を遮ることで自動車の快適性に貢献する製品。

今回はこの防振ゴムを搭載し、その効果をオン/オフで切り替えられるクルマの模型を用意。エンジンの振動に合わせて激しく振動していた車室部分の揺れがピタリと止まる様子を再現していく。

(3)住友理工のホースはどのくらい軽い?
ラジエーターホースやヒーターホースなどクルマを冷却するホースに使われるEPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)ホースで、同社が開発した「低比重EPDMホース」は、従来のホースに比べて20%の軽量化を実現し、燃費向上、環境負荷低減に貢献する。

今回は、冷却ホースがすべて住友理工の「低比重EPDMホース」に置き換わったとしたら、自動車1台あたりどのくらい軽くなるのかをゴムボールに置き換えて展示、その重さが体感できる。

(4)放熱し防音するウレタン材、「MIF」の効果を体感しよう
音を抑え、かつ熱から部品を守るために生まれたのが放熱と防音効果を兼ね備えたウレタン製の放熱防音材「MIF(Magnetic Induction Foaming)」。

今回は、MIFで包んだモーターと、包んでいないモーターを展示。温度計でモーターの表面温度の違い(放熱効果)を確認いただきながら、モーターから発生している音の大きさの違い(防音効果)が体感できる。

(5)「放熱シリコーン」と汎用のシリコーンの熱の伝わり方の違いを知ろう
熱を発する電子部品やLEDライトなどの、熱がこもることによっておこる故障を防ぐのが開発中の「放熱シリコーン」。

この製品は熱を伝える能力にとても優れており、熱を発する部品からヒートシンクなどの熱を逃がす機器まで効率よく熱を伝えることができる。

今回は汎用のシリコーンシートと当社の「放熱シリコーンシート」を同時に熱源の上にのせ、シートに触れることで熱の伝わり方の違いを提案していく。