スバル独自の運転支援システム「アイサイト」を中国市場へ初展開へ


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2016年 広州国際モーターショーにアイサイトを搭載したアウトバック、レガシィを出展

富士重工業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉永泰之)は中国市場向けに初めて、独自の運転支援システムであるアイサイトを展開する。

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日本、豪州、北米、欧州に続く今回の中国でのアイサイト導入により、既に世界での累計販売台数が90万台を超えるアイサイト搭載車両の更なる展開拡大を図る。

また、中国・広州で開催予定の2016年広州国際モーターショー(プレスデー:11月18日、一般公開日:11月19日~27日)に、アイサイトを搭載した中国仕様アウトバックとレガシィを出展する。

アイサイトは、世界で初めてステレオカメラのみで、自動車、歩行者、二輪車までも対象としたプリクラッシュセイフティ機能や全車速追従クルーズコントロール機能を実現したシステムで、2008年4月の日本での発売以来、国内マーケットに於いて高評価を得てきた。

今後はグローバル市場での展開を順次拡大し、優れた予防安全性能をより広く提供していく。

日本、豪州、北米、欧州市場に続く導入により、アイサイトのグローバル展開を拡大

なおアイサイトの予防安全性能については、アイサイトを搭載したスバル車が、米国でIIHS*1(道路安全保険協会)の2016年安全評価の前面衝突予防性能試験に於いて最高評価「Superior」を獲得すると共に、日本では国土交通省とNASVA*2が実施する予防安全性能アセスメントにおいて最高評価であるJNCAP*3「先進安全車プラス(ASV+*4)」に選定されている。

さらに、欧州の新車評価基準であるユーロNCAP*5における、2016年安全性能総合評価で最高評価のファイブスターも獲得している。

富士重工業は、「ブランドステートメントである“Confidence in Motion”を通じて、スバルならではの「安心と愉しさ」の提案を掲げています。この「安心と愉しさ」を支える重要な要素である「安全」を、ALL-AROUND SAFETYの考え方の基に、0次安全、アクティブセイフティ、プリクラッシュセイフティ、パッシブセイフティの各技術進化により実現していきます」と述べている。

*1:Insurance Institute for Highway Safety(米国保険業界の非営利団体)
*2:National Agency for Automotive Safety & Victims’ Aid(独立行政法人 自動車事故対策機構)
*3:Japan New Car Assessment Program
*4:Advanced Safety Vehicle +
*5:欧州各国の交通関連当局などで構成された独立機関が1997年より実施している安全性能評価