三井のリパーク、東京都国立市役所駐車場の運営管理を開始。近隣住民の安心・安全に貢献する設備拡充


三井不動産リアルティ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山代裕彦、以下「三井不動産リアルティ」)は、2016年12月26日(月)より東京都国立市役所の本庁舎駐車場の運営管理を開始した。

開設・運用開始となった施設内には、災害時に役立つ「簡易テント」「簡易トイレ」「防災グッズ」などの環境配慮設備を導入し、国立市の地域貢献に配慮した施設となっている。

運営管理に至るまでの経緯は、昨年、国立市が実施した2016年度プロポーザル方式による本庁舎駐車場運営事業者の公募に三井不動産リアルティが参加。この際の提案が選定され、「三井のリパーク」国立市役所駐車場が開設されることになった。

ちなみに今回、「三井のリパーク」が運営管理するのは、72台分の駐車スペースを持つ、市役所に隣接した平面型駐車場となる。

駐車場には、「ソーラーLED街路灯」(※1)「電気自動車充電器」「再生木材ベンチ」「廃プラスチック車止め」(※2)といった環境に配慮した各種設備を導入した。

左から:再生木材ベンチ(簡易テント・簡易トイレ格納)、ソーラーLED街路灯(防災グッズ格納)、電気自動車充電器、エアーステーション(自転車用電動空気入れ)

さらに、非常時や災害時に役立つよう「AED(自動体外式除細動器)」および「防災グッズ」(※3)を備えると共に、三井のリパーク運営の駐車場としては初導入となった「再生木材ベンチ」には「簡易テント」と「簡易トイレ」を格納。利用者だけでなく、近隣住民の安心・安全にも配慮した駐車場を実現した。

また、隣接する駐輪場利用者の利便性向上を考え、ボタン一つで自転車の空気を入れることができる「エアーステーション」も設置している。今回の公募では、これらの提案が国立市より評価され、委託業者として決定されるに至った模様。

三井不動産リアルティでは施設開設にあたって、「当社は『安心・安全』『先進性』『環境配慮』『災害支援』の4つのキーワードを軸とした駐車場づくりを進めており、環境配慮型や非常時対応型、地域貢献型など、社会インフラとしての機能にこだわった駐車場を全国各地に導入しています。

今後も、駐車場を通じた社会貢献、地域貢献に努めるとともに、地方公共団体とのプロジェクト推進を図ってまいります」と述べている。

(※1) ソーラーLED街路灯:日照時にソーラーパネルで太陽光による発電を行い、蓄電された電力で夜間にLEDを点灯させるため、停電時も街路灯として機能する。

(※2) 廃プラスチック車止め:使用されなくなった“廃プラスチック”や“廃ゴム”をリサイクルし、駐車場の「車止め」として再活用することで 再資源化に貢献している。

コンクリートブロック型と比較して軽量にも関わらず耐久性にも優れ、「車止め」に付設された大型反射板により、夜間の視認性も向上させている。

(※3) 防災グッズ:非常時・災害時に役立つグッズのセットです。救急用品セット5セット、手回し充電ライト付きラジオ1台、保温性の高いアルミブランケット20人分、災害用トイレ30回分が含まれる。

<事業地概要>
事業地名:「三井のリパーク」国立市役所駐車場
所在地:東京都国立市富士見台2丁目47番地の1
最寄駅:JR南武線「谷保」駅 徒歩約7分または「矢川」駅 徒歩約8分
開設日:2016年12月26日(月)
台数:72台(内、しょうがいしゃ優先駐車スペース2台)
利用料金:(全ての曜日)〔昼間〕8:00〜22:00 30分/200円 〔夜間〕22:00〜8:00 60分/100円 〔最大料金〕駐車後24時間以内1,000円
※障害者、要介護者、市が実施する事業や会議の参加者、緊急車両などは無料。 市役所ほか隣接する施設の利用者は、施設に応じて一定時間無料。
主要設備:
・ソーラーLED街路灯(AED・防災グッズ格納):各1基
・再生木材ベンチ(簡易テント・簡易トイレ格納):2台 初導入
・電気自動車充電器:1基
・廃プラスチック車止め
・エアーステーション(自転車用電動空気入れ):1台
・防犯カメラ:3台