ポルシェ・モービル1スーパーカップ第2戦、バルセロナでアメルミューラーがランキング首位に


独・ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)のポルシェ・モービル1スーパーカップのシーズンが、バルセロナ近郊のカタロニアサーキットにおいて開幕した。

F1レースのサポートレースとして25年間にわたり開催されてきたポルシェ ワンメイクカップシリーズでは、31名のドライバーが485PSの新型ポルシェ911 GT3カップで戦う。

5月14日・日曜日に開催された第2戦では、土曜日のレースでポルシェ ジュニアのデニス・オルセン(ノルウェー/ヴァルターレヒナーレーシングチーム)とダニエル・カミッシュ(レヒナーMSGレーシングチーム)を2位と3位に従えて優勝を飾ったミハエル・アメルミューラー(ドイツ/レヒナーMSGレーシングチーム)が連勝を果たした。

日曜日には、オルセンが同じくポルシェ ジュニアのマット・キャンベル(オーストラリア/ファッハオートテック)を押さえて2位でゴールした。

アメルミューラーは、このの2勝によってドイツは新設されたネーションズリーグのトップに立った。「最高の結果でした。終盤にデニスから大きなプレッシャーを受けましたが、ミスもなくゴールまで首位を守ることができました」とアメルミューラーは述べた。

この第2戦では、ポルシェ ジュニアのキャンベルがポールポジションからスタートしたものの首位を守れず、1周目でカミッシュにフロントを譲る。

その後、巧みなオーバーテイクによってアメルミューラーがトップに立ち、カミッシュは4位に後退。

続く12周にわたって、アメルミューラー、キャンベル、オルセンの3人が先頭集団を形成し、3人はあらゆる戦術を駆使し、戦いを繰り広げる。

集団のうちのひとりオルセンは、「レコードラインを外して誤ったライン選んでしまったため、順位を落としました。その後は挽回すべく頑張りました。2度の2位はすばらしいシーズンの開始です」と語っている。

一方、ジュニアの僚友のキャンベルも、「全てがうまくいったわけではありませんが、3位に入れてうれしく思っています。初めてのスーパーカップで良いレースができて満足しています。今後のレースが楽しみです」と喜びのコメントを残している。

 

アメルミューラー、オルセン、キャンベルに続いたのはカミッシュ。2シーズン目のスーパーカップとなったディラン・ペレイラ(ルクセンブルク/レヒナーレーシングミドルイースト)は、これまでの最高位の5位。

ゲストドライバーのトム・オリファント(イギリス/レヒナーレーシングミドルイースト)は6位。

アマチュアの首位はロア・リンドランド(オランダ/ MRSカップレーシング)となった。

ネーションズリーグ(国別対抗)では、ドイツが11戦中2戦終了時点において40ポイントでトップ、ノルウェーが36ポイントで2位、イギリスが3位(30ポイント)、オーストラリアが4位(28ポイント)となった。

レース結果
第2戦、バルセロナ
1. ミハエル・アメルミューラー(ドイツ/レヒナーMSGレーシングチーム)
2. デニス・オルセン(ノルウェー/ヴァルターレヒナーレーシングチーム)
3. マット・キャンベル(オーストラリア/ファッハオートテック)
4. ダニエル・カミッシュ(イギリス/レヒナーMSGレーシングチーム)
5. ディラン・ペレイラ(ルクセンブルク/レヒナーレーシングミドルイースト)
6. トム・オリファント(イギリス/レヒナーレーシングミドルイースト)
7. フィリップ・モラン(スイス/マルチネット・バイ・アルメラス)
8. ダニエレ・ディ・アマート(イタリア/ダイナミックモータースポーツ)

ネーションズリーグ
1. ドイツ、40ポイント
2. ノルウェー、36ポイント
3. イギリス、30ポイント
4. オーストラリア、28ポイント
5. ポーランド、23ポイント