ポルシェAG、「パナメーラ・エグゼクティブモデル」と「911RSR」のワールドプレミアを実施


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独・ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)は、11月18日から27日に開催されるロサンゼルスモーターショーに於いてパナメーラのモデルレンジへ新たに加わる新世代パナメーラのワールドプレミアを実施した。

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そのプレスカンファレンスは、11月16日(水)午前10時15分(太平洋標準時間)にLAショー会場のコンベンションセンター内ベトラホールにて。

ここでポルシェは、ホイールベースが150mm延長された、よりラグジュアリーなパナメーラ及び911RSRの初披露を行った。

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その追加ラインナップは、パナメーラターボ エグゼクティブ(404kW/550PS)、パナメーラ4S エグゼクティブ(324kW/440PS)、パナメーラ4 E-ハイブリッド エグゼクティブ(340kW/462PS)、パナメーラ4エグゼクティブ(243kW/330PS)。そして2017年のモータースポーツ活動に向けて新たに開発された911RSRも含まれている。

ちなみにこのエグゼクティブシリーズの追加と並ぶ今回のパナメーラ発表のハイライトは、なんと言ってもベースモデルのエンジンにある。

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新開発の3リッターV6ターボエンジンは、グランツーリスモのエントリーモデルとなるリアドライブのパナメーラと4WDのパナメーラ4、そしてパナメーラ4エグゼクティブに搭載されることになったのである。

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なおパナメーラが生産されるポルシェ ライプツィヒ工場では、合計475台のロボットと200名の従業員が、新世代のパナメーラを生産するために、90%を超える製造ラインナップのためのフレキシブルなモジュラースタンダードツールキット(MSB)をベースに交代で作業を行っている。

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ボディのスペシャリストは、最善の特性を備えた素材を使用する。例えばニューパナメーラのアウターシェル全体がアルニミウムのみで製造されている。

同車の製造工程に関してポルシェ ライプツィヒのパナメーラ車体工場の統括マネージャー、クリストフ・ベアハルター氏は、「ボディ全体の45%がアルミニウムでできています。この高いアルミニウム含有量は、工具の作成と表面の仕上げにおいて、非常に高度な技術を必要とします。

高度なアルミニウム使用率に加えて、生産テクノロジーは新たな標準を打ち立てます。

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ボディは、機械工程と熱工程を経て接合された約430個のパーツから構成されています。これらの工程は最新テクノロジーが生かされています。

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たとえば、ニューパナメーラは、マカンより溶接箇所が50%少なくなっており、代わりに、各ボディに合計600本のフロードリルスクリューが取り付けられています。

フロードリルスクリューは、それ自体が必要なネジ切りを行ってスチールとアルミニウムを適切に接合します。

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その他の工程として、パンチリベット、アルミニウムレーザー溶接、およびクリンチングが含まれます。

ジョグリングとも呼ばれるクリンチングは、加圧によって金属板を接合します。接合テクノロジーのさらなるハイライトが、サイドウォールとボディを接合するローラーヘミングです。

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私達はローラーヘミングを接合作業に採用して、ボディ構造に使用されている軽量アルミニウムのサイドウォールと高強度金属薄板の間を強固に接着します。各車両には200m以上の接着部が含まれています」と、その緻密な製造工程を説明する。

パナメーラは、2009年に市場発売されて以来、車両ボディがハノーファーのフォルクスワーゲン工場で製造・塗装され、その後ライプツィヒに輸送されて組み立てられてきた。

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一方、新世代のパナメーラは、最初からライプツィヒで製造されており、マーケティング調査機関のJ.D.パワー社などの調査に於いて、ライプツィヒで生産されるモデルの品質は高い評価を受けている。

ポルシェは、パナメーラの全体の生産に合わせてライプツィヒ工場の4回目の拡張を行い、約5億ユーロと2年弱の歳月を費やした拡張により、約60,000m2の生産エリアとともに新しい車体工場を含む新施設が完成した。ポルシェは、新世代パナメーラのために600の新しい仕事も生み出し、ライプツィヒ工場の開発において総額約13億ユーロを投資している。

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今回の発表の地となったアメリカは、ポルシェにとっては最も重要なマーケットの一つである。ポルシェは2016年10月末の時点において、世界中で178,315台(前年同月比+3%)を販売している。

そうしたなかJDパワーの自動車商品魅力度調査のブランド別ランキングによると、ポルシェは12年連続で1位を獲得。さらにポルシェ911とボクスター、マカンはそれぞれのカテゴリーにおいても1位となっている。

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