ポルシェ、パナメーラ・スポーツツーリスモに最高出力680PSのPHEVを追加


ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト、社長:オリバー・ブルーメ)はパワフルなプラグインハイブリッドモデルをパナメーラ・スポーツツーリスモに追加した。

新フラッグシップモデルとなるニューパナメーラ ターボS E-ハイブリッド スポーツツーリスモは、4リッターV8エンジンとエレクトリックモーターを兼ね備え、システム最高出力500kW/680PSを発生する。

850N・mの最大トルクは、アイドリング時の回転数を少し超えた時点から発生。0-100km/h加速タイムは3.4秒をマークし、最高速度は310km/hに達する。

また平均燃料消費量(新欧州ドライビングサイクル、NEDC)は3.0リッター/100kmとなっている。電力消費量は17.6kWh/100kmである。

このパワフルなスポーツツーリスモは、エレクトリックモーターのみの走行(ゼロ・ローカルエミッション)で最大49kmの航続が可能としている。

搭載されているブーストプログラムは、ポルシェのスーパースポーツカーであるポルシェ918から受け継いだもの。V8ツインターボ(404kW/550PS)とエレクトリックモーター(100kW/136PS)は、1,400rpmから850N・mのシステム最大トルクを発生。

ハイブリッドモジュールに統合されたデカプラーは、エレクトリッククラッチアクチュエーターを介して電気機械的に作動する。

高速でシフトする8速ポルシェ ドッペルクップルング(PDK)は、標準装備されるアダプティブ4WDシステムのポルシェ トラクション マネジメントシステム(PTM)を介して駆動力を伝える。

0-100km/h加速タイムは3.4秒。静止状態から200 km/hまでは8.5秒で駆け抜ける。なおエレクトリックシステムのみの走行では最大49kmの航続距離を実現し、最高速度は140km/h。容量14.1kWhのリチウムイオンバッテリーは、チャージャーと電源に応じて2.4-6時間で充電できる仕様とした。

またルーフラインによって後席の乗降が容易になり、ヘッドルームが増大。両サイドが分かれた2+1のリアシートは、オプションで独立した2席の電動リアシートをオーダーすることも可能となっている。

収納スペースは、リアシートの上端まで積み込むと425リッターに。3つのリアシートのバックレストを全てまたは個別(40:20:40分割)にラゲッジコンパートメントから電動でロック解除して格納することもでき、この時の収納スペースは1,295リッターまで拡張される。

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