横浜みなとみらいで「水陸両用バス」運行始まる。営業開始は8月10日から


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横浜市港湾局は、8月10日から非日常的な乗車体験を楽しめる「水陸両用バス・スカイダック号」の営業運行を開始する。同バス運行により、水陸両面から横浜みなとみらいの景観を楽しめる新たなアトラクションが当地で愉しめるようになる。

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上記について横浜市では、2004年12月に市政の羅針盤となる「横浜市中期4か年計画2014~2017」を策定し、同計画に於ける目標の1つとして「都心臨海部における回遊性の向上」を掲げてきた。

同水域では、海洋性レクリエーション活動をはじめ、水上交通や観光船などの利用促進をめざしており、今回はその一環として、観光名所と海をシームレスに結び、横浜港の景観を気軽に陸と海から愉しむことから、水辺周辺の賑わいの創出や活性化につなげることを目的としている。

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車両製造は、いすゞの車台を基にした日本水陸株式会社製。同社と国土交通省、東海大学、神戸大学、コーワテック並びにJAVO(日本水陸両用車協会)、といった産官学民の協力のもと、日本の法律・安全性へ適合させるべく国内の技術を集結し開発した日本初の快挙となる”国産”水陸両用バスである。

その車両に、横浜の街に相応しいものとなるよう横浜市内で活躍するデザイナーの天野和俊氏が一頭のくじらに見立てたペインティングを施した。

その天野氏によると、「みなとみらいから赤レンガエリアを走り、港のスロープから海へ飛びこむ。街ではわがもの顔の大きなくじらバスも、海上で大さん橋ターミナル〈愛称 “くじらのせなか”〉と並べばちっぽけなくじら。そんなストーリーを想像すると必然的に楽しいデザインになった」と述べている。

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■運行期間(予定):2016年7月27日から2020年3月末まで
■ 便数・運行時間等(予定)
桜木町コース、赤レンガコース 各5便程度運行
乗車定員44名
午前10時から午後6時まで 定休日なし(天候や施設・車両整備のため運休の場合あり)
■ 料金・乗車方法(予定)
大人 3,500円 / 小学生以下 1,700円当日受付(各便先着順)

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▼天野和俊氏プロフィール
1970年生まれ、多摩美術大学卒業後、レオ・バーネット協同、佐藤卓デザイン事務所を経て2000年に独立。

2002年より天野和俊デザイン事務所代表。2005年にアイルランドで1年を過ごし、2010年に横浜馬車道オフィス開設。主な仕事に、東京ステーションホテル、Dance Dance Dance@YOKOHAMA などのV.I 開発やブランディングデザイン、多様なメーカーの商品デザイン開発に携わる。日本グラフィックデザイナー協会会員、日本パッケージデザイナー協会会員。