日清紡、自動運転のZMPに出資。保有の通信技術で移動体事業拡大を目指す


日清紡ホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:河田 正也)は6月26日、自動運転分野の技術力を有する株式会社ZMP(本社:東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)に対し、第三者割当増資に応じる形で出資をした。

これは日清紡が、エレクトロニクスおよびオートモーティブ関連ビジネスの拡大を成長戦略の柱としており、この成長戦略をさらに加速するための施策の一環としている。

日清紡はグループ傘下のエレクトロニクス事業で、その中核の日本無線株式会社が、これまで培ってきた情報通信技術、センシング技術が、多方面から高く評価されている。

これを踏まえ、これらの技術を自動車、産業機械、建設機械、農業機械といった移動体の自動運転に応用していくため、ZMP社との協力体制を強化していく。

特に日清紡のレーダや衛星測位技術、移動無線通信技術は、自動運転分野にイノベーションを起こす技術として、同社も期待しているようだ。

株式会社 ZMP の概要
会 社 名:株式会社 ZMP (英文名: ZMP Inc.)
設立:2001 年 1 月 30 日
資本金:1,295 百万円
所在地:東京都文京区小石川五丁目 41 番 10 号 住友不動産小石川ビル
代表者:代表取締役社長 谷口恒
事業内容
・先進運転支援(ADAS)、自動運転技術開発用プラットフォームの開発・販売
・その他自律移動ロボットテクノロジーを活用したソリューションの提供