日産自動車、「オートモビルカウンシル2017」に出展。初期量産車から未来車まで網羅


日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は、2017年8月4日(金)から6日(日)までの3日間、幕張メッセで開催される「AUTOMOBILE COUNCIL 2017」(以下、「オートモビル カウンシル 2017」)に出展する。

「オートモビル カウンシル 2017」は、「クラシック・ミーツ・モダン」をテーマに、日本車メーカー5社、輸入車メーカー2社、ヘリテージカー販売店19社が一堂に会し、100台を超える往年の名車を最新型車とともに展示・紹介・販売する「名車」イベント。昨年に続き2回目の開催となるもの。

日産ブースでは、出展テーマを「時代の最先端デザイン」とし、日本初の大量生産車「ダットサン14型(ロードスター)1935年式」、日本初のイタリアンデザイン車「プリンス・スカイライン スポーツクーペ(1960年トリノオートショー出展車)」、『宝石のカットのようなスタイリング』と称賛を集めた「ニッサン・シルビア CSP311型(1966年式)」を展示する予定。

これらエポックメイキングな3台のヘリテージカーに加え、センターには、2017年1月に北米国際自動車ショーで発表した最新のコンセプトカー「Vmotion 2.0」を配置し、将来のセダンに於けるデザインの方向性と、ニッサン・インテリジェント・モビリティの技術を体感できる演出とする。

また、日産ブースには、主に日産自動車開発部門OBで構成される「日産アーカイブズ」のメンバーが車両説明員を務める。

加えて、 今年4月に六本木ヒルズアリーナで行いましたスカイライン60周年記念イベント『SKYLINE TIMELINE』会場で評価を得た『スカイライン スペシャル ラバーストラップ』の再販を行う

オートモビル カウンシル 2017の概要は以下の通り

日 時:2017年8月4日(金)から6日(日) 9:00~18:00 ※最終日のみ17:00まで
4日(金)の9:00~12:00は、プレスタイムのため一般入場不可
会 場:幕張メッセ 4.5ホール(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
主 催:AUTOMOBILE COUNCIL 2017 実行委員会
協 賛:エンケイ株式会社 / TREMEZZO CO,.LTD. / 株式会社ブリヂストン / ザ・ペニンシュラ東京
後 援:経済産業省(申請中)、日本自動車輸入組合(JAIA) 特別後援:株式会社カーグラフィック

出展車概要は以下の通り

ダットサン14型(ロードスター)
1935年、当時の日本では未曽有となる年産2万台規模の本格的な大量生産に取り組み、その最初のモデルがダットサン14型である。

スタイリングを手がけたのは、のちに工業デザイナー/エンジニアとして著名となる富谷龍一氏(1908-97年)で、武骨なスタイリングだったダットサンを、スラントノーズをもつ流麗で小粋なスタイリングに変貌させた。

フードの上に置かれた兎のマスコット(ダット:脱兎:兎が走るイメージ)が目を惹くが、このマスコットも同様に富谷氏が手掛けたもの。

プリンス・スカイライン スポーツクーペ(1960年トリノショー出展車)
デザイン先進国イタリアの著名デザイナー、ジョバンニ・ミケロッティのスタイリングによるスカイライン スポーツは、1960年、本場イタリアのトリノ国際自動車ショーでデビューした。

従来の国産車には全くなかった高級スポーツクーペで、イタリアのデザインを採用した初の日本車としても知られている。

このクルマは、イタリアの工房で製作され、トリノショーに出品されたショーカーそのものである。

生産車とは異なり、1960年ローマオリンピックを記念したインサイドミラーの五輪マーク、グリルのバッジやエンブレム等、のちの生産型とは微妙な差がみられる。ショーには、この青のクーペの他に、白のコンバーチブルも展示された。

ニッサン・シルビア CSP311型
1964年東京モーターショーで公開され、翌1965年4月に発売されたのが初代シルビア(CSP311型)である。

車名はギリシャ神話の美しい女神に由来し、その名に相応しい流麗なエクステリアが特徴。

フェアレディ1600(SP311型)のエンジンとシャシーをベースに、宝石のカットを思わせるシャープで流麗なボディ、豪華な革内装に至るまでセミ・ハンドメイドで仕上げられた。

このような成り立ちゆえ、当時120万円という高価格と相まって、1965年から1968年までの3年間に550台あまりが生産されるに留まった。

Nissan Vmotion 2.0(2017年北米国際自動車ショー出展車)
「Vmotion 2.0」は、ハイセンスなスタイル、エモーショナルなデザイン、広々とした空間、快適な乗り心地を実現するモデルで、移動が多く、忙しいビジネスパーソンに向けて、将来のモビリティを提案する。

「Vmotion 2.0」のデザインは、中型クロスオーバー「ムラーノ」や4ドアスポーツカー「マキシマ」など、数多くの日産車が採用しているフロントデザインシグネチャー「Vモーション」に、ボリューム感と立体感を与えることで進化させた。

また、同車は「Vモーション」グリルを起点に、フロントのデザインはシャープでありながらも表情豊かな面を構成し、それに呼応して、サイドのデザインは、ボディ全体に延びる鮮明なキャラクターラインが特徴となっている。

交差点を含む一般道での自動運転支援技術「プロパイロット」の作動時に点灯する日産エンブレムを囲むライティングは、日産が目指す「ゼロ・エミッション」、「ゼロ・フェイタリティ」社会の実現に向けた「Vmotion 2.0」の指針「ニッサン・ インテリジェント・ モビリティ」の将来を示唆している。