日産自動車、「NISSAN GT-R」2017年モデルを日本の横浜本社でも先行披露

日産自動車株式会社（本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロスゴーン）は4月1日、ニューヨーク国際オートショーにて公開された「NISSAN GT-R」2017年モデルを、今夏の正式発表に先立ち日本でも先行披露した。なお、本モデルは1日以降、引き続き日産グローバル本社ギャラリーにて展示される。

この日、日産グローバル本社ギャラリーで発表された車両情報自体は、先の米国ニューヨーク現地時間3月23日（水）9:45 EDT（日本時間同日22:45）、ニューヨーク国際オートショー（プレスデー:3月23日～24日、一般公開日:3月25～4月2日）にて公開されたものとほぼ同じもの。

従って、記事自体は、本記事巻末の過去記事リンクを参照されたい。

また併せて、先の掲載記事で未掲載だった車両画像並びに、ニューヨーク国際オートショーの会場で、オリンピックチャンピオンのウサイン・ボルト選手が、新型GT-Rを紹介する動画等を筆頭に、この１週間の期間に於いて、日産自動車から公開されたGT-R関連の動画を改めて列挙していく。

なお国内外のモータースポーツシーンに於けるGT-Rは、昨年のSUPER GT GT500クラスでシリーズチャンピオンを2年連続で獲得した日産／ニスモから、今年も3年連続チャンピオンを目指すべく出走する。

さらに4台のNissan GT-R NISMO GT500が、GT500クラスに参戦。2年間ブランパン耐久シリーズやバサースト12時間レースなど海外で、経験を積んだ千代勝正選手が、いよいよ今年GT500クラスにデビューを果たす。

ちなみにGT500は、規則により空力部品とサスペンション部品の開発が凍結となっているため、2015年仕様車を基本的に継続する。

従って、2016年仕様車については、エンジン性能の向上を図ると共に、各チームとタイヤメーカーが、共にタイヤ性能向上を重点に開発を進めている。

エンジンの基本仕様は継続しながら、規則変更で5%低減した燃料リストリクタに適合するようにエンジンの燃焼・吸排気に細かな変更を加えて、より高い燃焼効率と信頼性を持つ様に改良を加えているようだ。

併せてGT3に於いても、ニスモが開発し、ブランパン耐久シリーズのプロクラスでシリーズチャンピオンを獲得したNissan GT-R NISMO GT3が今年も参戦していく。

ブランパンGTシリーズエンデュアランスカップ（旧ブランパン耐久シリーズ）への参戦の他、さらにブランパンGTシリーズスプリントカップにも参戦を果たす予定だ。

参戦するドライバー達は、プロクラスにアレックス・バンコム選手、ルーカス・オルドネス選手に加え、日本の若手ドライバー高星明誠選手がニスモから派遣される。

加えてプロ・アマクラスで、2015年のGTアカデミーインターナショナル部門の勝者（マット・シモンズ選手　オーストラリア）とGTアカデミーヨーロッパ部門の勝者（ロマン・サラザン選手　フランス）が、2015年に活躍を見せたショーン・ウォーキンショーとチームを組んでいく。

同じ「Nissan GT-R NISMO GT3」で、SUPER GT GT300クラスに出場するカスタマーチームへの車両供給と技術支援も継続していく。

また、若手育成を担う「NDDP RACING」がエントリーし、ニスモアスリートのヤン・マーデンボロー選手がチームに参加、星野一樹選手と共にシリーズを戦う。

昨年チャンピオンを獲得したGAINER TANAX GT-Rは、チャンピオンナンバー#0をつけての参戦となる。

スーパー耐久シリーズのST-Xクラスでも、「Nissan GT-R NISMO GT3」で出場するカスタマーチームに技術支援が行われる。

昨年度に引き続き、教育とモータースポーツを結びつけて５年を迎える日産自動車大学校と、KONDO Racingの共同チームが、「スリーボンド日産自動車大学校GT-R」で出場する。

アメリカでは、北米日産がピレリワールドチャレンジに2台のNissan GT-R NISMO GT3で参戦するオールウェイズ・エヴォルヴィング・レーシング／AIMオートスポーツを支援していく。

なお本社ギャラリーに於ける車両の様子などに関しては、下記URLの日産グローバル本社ギャラリーWEBサイトから「日産ギャラリー３６０°」のコンテンツを通しても確認できる。
＜日産グローバル本社ギャラリーWEBサイト＞
http://www.nissan.co.jp/GALLERY/HQ/