日産自動車、日本政策投資銀行の環境格付で最高ランクを初取得し特別表彰を受賞


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日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は、株式会社日本政策投資銀行(以下DBJ)が実施する「DBJ環境格付」に於いて、「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」とした最高ランクの格付を日産として初取得すると共に、格付評価が傑出して高いモデル企業のみが該当する特別表彰を受賞した。

「DBJ環境格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)によって企業の環境経営度を評価し、優れた企業を選定・格付するものです。日産は今回の格付けで以下の点で高く評価された。

【評価ポイント】
(1)グループ横断的なCSRマネジメント体制を構築し、8つの「サステナビリティ戦略」について具体的な目標及びKPIを設定したうえで、CSRスコアカードを活用して海外拠点も含めてPDCAサイクルを効率的に運用し、取り組みを着実に進展させている点

(2)「新車からのCO2排出量を2050年までに2000年比で90%削減する」という長期ビジョンのもと、「ゼロ・エミッション」と「ピュア・ドライブ」というコンセプトを掲げ、業界でもいち早く電気自動車を量産化し、一方で内燃機関車の燃費向上技術の普及拡大に努めている点

(3)「ルノー・日産サプライヤーCSRガイドライン」を展開し、サプライヤーにCSR調達の周知、徹底を図りCSRマネジメントの促進に取組み、環境負荷低減活動では、一次サプライヤーにおける環境経営の状況と環境実績を把握するにとどまらず、サプライヤーと協働で生産効率改善や省エネに取り組む「サンクス(THaNKs)」活動を通じてバリューチェーン全体における環境フットプリント削減を実践している点。

(4)安全やダイバーシティの分野についてもKPIを設定し、日産車のかかわる交通事故の死亡・重傷者数を実質ゼロにする「ゼロ・フェイタリティ」を究極の目標に、高度な安全技術の開発に取り組むとともに、ダイバーシティを経営戦略の1つに位置づけ、ジェンダーとカルチャーを2つの柱に、女性のキャリア開発支援や働き方改革等の数々の施策を推進している点

この評価について日産自動車CSO(チーフサステナビリティオフィサー)の川口 均氏は、「今回の格付において、新型車のみならず生産工程など幅広い範囲でのCO2排出量低減のための環境の取り組みや安全、ダイバーシティといった、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが高く評価されたことを大変誇らしく思います。

これは、それぞれの取り組みについて、中長期のビジョンを持ちグローバルにPDCAサイクルを運用し、方策を積み上げ10年以上にわたり地道に取り組んできた成果の表れです。

これからも、世界で最も持続可能な企業のひとつとなるべく、環境、社会、ガバナンス、全ての領域においてさらに取り組みを継続していきます」と語っている。