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日本ガイシ、中国の自動車排ガス浄化用セラミックス生産設備を増強


中国の自動車排ガス浄化用セラミックス生産設備を増強。ガソリン車用PM除去フィルター「GPF」の生産も開始

日本ガイシ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:大島卓)は11月28日、中国における自動車排ガス浄化用触媒担体「ハニセラム」の需要拡大に対応するため、製造子会社NGK(蘇州)環保陶瓷有限公司(中国江蘇省蘇州市)の生産設備を増強することを決定した。また、ガソリン車用のPM(粒子状物質)除去フィルター「ガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)」の生産ラインも導入し、中国向けの生産を開始する。

NGK(蘇州)環保陶瓷は中国向け自動車排ガス浄化用セラミックスの生産拠点として2001年に設立、2003年からハニセラムの製造を開始。需要拡大に伴い生産品目を増やし、現在はハニセラム、大型ハニセラム、ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)を生産している。

今回の設備投資では、約120億円を投資して現有敷地内に建屋を増設し、ハニセラムとGPFの生産ラインを設置。

ハニセラムの生産ラインは、最新の高効率生産技術を導入し、省スペース・省人・省エネルギーと高い生産性を実現した一貫生産ラインとなった。

GPFについては、現在唯一の生産拠点である製造子会社NGKセラミックスポーランド(ポーランド・シロンスク県グリヴィツェ市)に次ぐ拠点となる。

なお来る2018年4月からGPF、9月からハニセラムの生産を開始する予定で、新ライン稼働後の生産能力を、全製品(ハニセラム、大型ハニセラム、DPF、GPF)合わせて現在の年間約4,000万個(ハニセラム換算)から約5,000万個へ約25%増強する計画であると云う。

このGPFは、ガソリンエンジンから排出されるPMを除去するセラミックフィルターで、DPFの技術をベースに開発を進め、2016年1月からNGKセラミックスポーランドで量産を開始。

中国では自動車の排ガス規制が強化されており、2017年には欧州の「ユーロ5基準」と同等の厳しい排ガス規制「国5」が全国で適用される。

また、2020年には「ユーロ6基準」に相当する「国6」が全国で適用される予定です。国6ではディーゼル車に加えガソリン車にもPMの排出個数規制が適用されるため、PMを除去するフィルターが必要になるとされている。

同社は乗用車や大型車、建設機械などの主要メーカーにさまざまな排ガス浄化用セラミックスを供給しており、各地域や各製品の需要動向に確実に対応するため、日本を含む世界8カ国に9つの生産拠点(※)を設け、効率的なグローバル生産・供給体制を整えると共に、世界的な需要拡大に応じて増産設備投資を行っている。

具体的には、2017年2月にはポーランドの第2工場、2018年4月にはタイの新拠点が生産を開始する予定だ。※日本(本社、石川工場)、ベルギー、米国、インドネシア、南アフリカ、中国、ポーランド、メキシコ

<設備投資の概要>
・投資額::約120億円
・生産品目::ハニセラム、GPF
・工事期間::2017年1月~2018年8月
・生産開始::GPF 2018年4月、ハニセラム 2018年9月
・生産能力::約5,000万個/年(現在 約4,000万個/年)※全製品(ハニセラム、大型ハニセラム、DPF、GPF)合計、ハニセラム換算